柳本卓治の発言 (選挙制度に関する特別委員会)
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○衆議院議員(柳本卓治君) 平野先生の御質問にお答えを申し上げます。
この九十日法案のメリット、デメリットということでもあると思うのでございますけれども、端的に申しまして、この法案のメリットというのは三点あると思うんです。第一に投票率の向上であり、第二に有権者の利便性を図るということであり、第三に選挙管理費用の節減に資する、そういう要素があると思います。
ただ、この三つを加味した中で、この法案はあくまでも任憲法でございまして、強制法じゃございません。同日選挙を選ぶことができるという内容の法案でございます。
確かに御指摘のように、現在近接した期間に同一の地方公共団体の議会の議員と首長さんの選挙を別々に行うことといたしますと、特に後に行われる選挙については投票率というのが著しく低下するということが往々にあるわけであります。今回の改正によりまして、同一の地方公共団体の議会の議員と長の任期満了選挙を同一日に行われる範囲を拡大することで、有権者の選挙に対する関心を呼び戻すことができ、さらには有権者の利便の向上にもなることから、投票率の向上につながっていくと考えるわけであります。
また、一つの選挙を執行すればかなりの経費がかかりますけれども、同日選挙を行えば、複数の選挙の手続を一つにまとめることができるということは周知のとおりでございますけれども、それによって選挙管理費用の節減にも資することになると考えます。
私は、今回の公選法改正案というのが、政治や地方自治に対する国民の意識を高めることに非常に貢献することになると思うし、また、同時に今国民的要請でございます行財政改革にも資するものである、このように考えているところであります。
デメリットでございますけれども、議員や長の空白期間が発生することがあり得ること、それから新任の者が選出されていながら前任者が引き続き職務を行い続ける期間が現行より長くなることは事実でございます。ただ、現在四年に一度の統一地方選挙におきましても、ほぼ同様の期間こういった現象が発生し得る仕組みになっているわけです。これはもう平野先生よく御存じのことだと思うのでございます。実際上このことにおいて問題が生じたということは聞いておりませんし、また本改正案では、同時選挙を行うか否かは先ほど申しましたように地方の実情に応じて地方公共団体が選択することになっているわけであります。
そういうことを勘案いたしますと、メリットは相当あってデメリットはほとんどない、そのように思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。