榊原英資の発言 (大蔵委員会)
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○政府委員(榊原英資君) 確かに、国際開発金融機関を通じた援助は二国間援助に比べまして日本の名前というか日本の顔が直接見えない、そういうことはあるわけでございますけれども、例えば、二国間援助にないようなメリットを持っている。例えば、世界銀行が構造調整融資というようなことをやっておりますけれども、その融資をするときにその当該政府に特定の政策をとれと、あるいは民営化を進めろと、規制の緩和を進めろと、そういうようなリコメンデーションをするわけでございますけれども、二国間ではなかなかこれはやりにくい、内政干渉というようなことになってやりにくいというようなことがございますけれども、国際開発金融機関の場合にはそういうことが比較的やりやすいということで、その政府に対してかなり積極的にいろいろな政策提言をできるというようなメリットがございます。それから、先ほども申し上げましたけれども、これらの機関というのはそれぞれ大変なエキスパーティス、専門知識を有しておるわけでございまして、その専門知識、専門家を我々が活用することができるというようなことがございます。
それから、やはり多数の国にまたがる、地域的に広がりのある、そういう支援ができるというようなことで、例えばメコンデルタ地帯というようなところの開発をやろうというような計画がアジア開発銀行を中心にありますけれども、そういうことをやる場合には、やはり国際開発金融機関からの援助というのが非常に有効であるということでございます。
ただ、当然のことながら我が国の考え方、我が国の政策、そういうものを国際開発金融機関の運営に生かしていかなきゃいけないということはございますから、それに対して我が国は今までも非常に大きな努力を払っておりますし、今後とも日本政府の考え方が国際機関の政策に反映されますように努力をしたいというふうに思っております。