榊原英資の発言 (大蔵委員会)

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○政府委員(榊原英資君) 中東開銀につきましては約四百六十八億円、また世界銀行の増資につきましては三十三億協定ドル、これは円に直しますと約四千二百八十九億円でございます。
 この出資の授権をお願いしているわけでございますけれども、実際に私どもが払い込む財政負担は、おのおのの出資限度額に対して、中東開銀についてはほぼその四分の一の百十七億円、世界銀行については六%の二百五十七億円でございます。これは、中東開銀にしても世界銀行にしても、実はマーケットで資金を調達する、債券を出してマーケットで資金を調達すると。その際の信用というのは非常に重要でございますので、そういうことで、実は授権資本という形でいただいておくということがそういう機関の信用につながる、そういうことでございまして、実際に払い込む分はその四分の一あるいは六%ということで非常に少ない財政負担でございますけれども、そういう機関に国として信用を与えるということで、かなり大きな資本の授権をいただいているわけでございます。これをベースにして、それぞれの機関が民間から資金を調達していると。それで、民間から調達するときには、非常にいい格付、それぞれの政府がそういう形で授権をしておりますので、いい格付をもって低廉な資金を調達できる、こういうことになっているわけでございます。
 また、先生からもお話ございましたけれども、IDAにつきましては貧困途上国への無利子の融資でございます。利子がゼロで、しかも極めて長期間、三十年、三十五年、四十年というような長期間の融資でございまして、この場合には出資限度額全額を実際に負担するということになっております。ただ、これは我が国も欧米諸国も極めて厳しい財政事情というようなことでございますの
 で、我々の資金だけではなくて、世銀が今まで持っておる資金を最大限に活用しろということを増資につきましては厳しく指摘したところでございます。そういうことで、今回の増資規模、実は融資全体の規模はほぼ同じものを維持しておるわけでございますけれども、世銀グループの自己資金を使うということで増資規模は相当抑制されております。ちなみに、IDAの十回増資というのがございまして、今度は十一回目の増資でございます、IDA11と呼んでおります。IDA10に比べてIDA11は、私どもが出します資本の額は、IDA10のときは四千七百十五億円でございますけれども、今回は二千三百四億円ということで、ほぼ半減しておるということでございまして、こういう努力を各国ともIDAあるいは世界銀行に求めておるところでございます。

発言情報

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発言者: 榊原英資

speaker_id: 20726

日付: 1997-03-27

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会