岡野裕の発言 (本会議)
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○国務大臣(岡野裕君) 労働省にお尋ねのくだりにつきまして、笹野議員にお答えをいたします。
まず、二年間の猶予は誤解を招く、この点につきましては総理からたったただいまお話があったとおりであります。労働省といたしましても、総理の御意図を体し、一生懸命頑張ってまいる所存でございます。
二番目の問題でありますが、四十時間労働制の実施で賃金が引き下げられる云々のお話であります。
先ほどの今泉先生にお答えをいたしましたとおりでございまして、ひとつ自主的に労使間で時短の意義を踏まえまして合理的な解決をしていただくよう環境づくりに相努めたい、こう思っているところであります。
三番目でありますが、時間外労働につきまして、あるいは割り増し賃金率、これを上げたらどうか、また、男女共通の上限を設けてはいかがであるか、こういうお話でございますが、時間外労働は景気の好不況あるいは仕事の繁閑、これにつきまして調整機能を持っておりますこと、笹野議員も御存じのとおりであります。特に、時短を行いました直後におきましては、緊急的なやはり時間外労働が必要だなというような場面場面が多く出てまいる、こう思っております。したがいまして、この時短が円満裏に軟着陸をするに際しましては、割り増し賃金率のアップについては慎重に対処をしてまいらなければいけないのではないかな、こう思っているところであります。
いずれともあれ、今お話が出ております割り増し賃金率でありますとか時間外労働全般の問題について、これは実は中央労働基準審議会において御審議をいただくべく私の方からお諮りを申しているところであります。先ほどのお話と同じように七月一日までに結論を賜りたい、こうお願いをしております。結論を得ました上で、労働省としてもいかが施策を講ずるか考えてまいりたい、かように存じている次第であります。
四番目でございますが、年次有給休暇について連続取得を容易にできるようにしたらどうか、あるいは最低付与日数の引き上げはどうかというお話であります。
やはり千八百時間達成のためには、この連続取得ができること、あるいは休暇の日数が引き上げられることは、大きく前向きに意義のあることだとは存じているところであります。この問題もひっくるめまして年次有給休暇の問題につきまして、先ほどの時間外労働と同じく中央労働基準審議会に諮問中でございます。答申を待っているところでございます。よろしく御理解を賜りたいと存じます。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣佐藤信二君登壇、拍手〕