山本一太の発言 (環境特別委員会)
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○山本一太君 自由民主党の山本一太でございます。きょうは、初めて大木大臣に御質問させていただきたいと思います。
京都会議もいよいよ間近に迫ってまいりまして、大臣におかれましては交渉の道筋を何とかつけようということで連日飛び回っておられる大変多忙な毎日だと思いますけれども、大臣の御努力に対します一言敬意を表させていただきたいと存じます。
私は、この間のテレビのニュースを見ておりまして、ボンの事前会議はたしか大臣は行かれなかったので東京の会議だと思いますけれども、大木大臣が背の高いヨーロッパの閣僚と通訳を介さずにいろいろ会話を交わしたり意見交換をしているシーンが出まして大変心強く思ったわけでございます。環境庁の若い何人かの官僚にもちょっと聞いてみたんですけれども、外交交渉に大変なれていらっしゃるので心強いということでございました。
参議院きっての国際派ということですので、良識の府という言い方は大変何か古くさいんですが、参議院の大臣にふさわしい御活躍をこれからもしていただきますことを御期待申し上げております。いろいろお忙しいポストで、やりがいもあるでしょうけれども、いろんな批判とかプレッシャーも大変ある中でございますが、大臣の御活躍を応援させていただきたいと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
ところで、大臣、日本の提案でございますけれども、これは原則削減率五%ということで、日本に当てはめると二・五%ということになると思うんですが、この削減率の数字については本委員会でも各委員の方々がかなり厳しい御指摘をされておりまして、余りにも国際的にディスアポインティングといいますか、ちょっとやはり踏み込みが足りないんじゃないかとか、五%のこの積み上げの根拠は何なんだろうとか、こういう随分厳しい御指摘もありましたので、あえて改めてここでこの数字の是非について申し上げるつもりはございません。
ただ、どなたか委員の方からも御指摘がありましたが、これはあくまでも日本が議長国として提案する目標値ということだと思います。アメリカがゼロ%でヨーロッパが一五%で、EUは非常に外交交渉にたけていて、国連外交でもかなりしたたかですからそのまま文字どおりとれないところもあるし、何かイタリアとフランスはちょっと違うことも言っているようです。
交渉の一つのテーブルにのせるための材料ということもあるかもしれませんけれども、それにしてもアメリカとEUの間で一五%も乖離があって、そんなこともありますし、あるいは先進国と途上国の立場も、多少は妥協のムードは出てきたというふうにも聞いておりますけれどもなかなか縮まらない中で、議長国として何とか妥協案を探らなきゃいけないという中のいろんな配慮からこの苦しい二・五%というのが出てきたんだと思います。しかしながら、これはあくまでも交渉の材料であって最終的な数字ではない。
先般、一週間前ぐらいに橋本総理も柔軟性のことについておっしゃいましたけれども、いろんな中でこれから妥協を探られていくわけですけれども、最後まで、本当にどこまで踏み込めるかわかりませんけれども、適正な数値目標で妥協を図っていただきますように御努力をぜひともお願いしたいと思います。
そのことについて、もうこの委員会で六回ぐらい決意を聞かれていると思いますし、大変お疲れだと思いますが、その柔軟な姿勢で臨むということについて一言大臣のコメントをいただければと思いますので、お願いいたします。