長谷川清の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○長谷川清君 大変示唆に富んだお話を聞かせていただいてありがとうございました。
私は、この委員会には初めて所属をしましたので、今までの議論やいろんなことはわかっておらないのですが、感じますのに、ヨーロッパの都市と日本の都市の比較で、パリの話も出ましたけれども、これから先東京を離れてどこかに移転をしようという場合の移転先の条件の中に、社会資本ですね。
例えば今の災害の問題も、今の東京が困ったのは、電力は電力で地下の中へ入っている、上水道、下水道が勝手に入っている、光ファイバーは別に入っている。パリの地下はありとあらゆる分野が地下共同溝に整然とさあっと、すべての社会資本が、しかしこれは大変なコストもかかる。一電力会社とか一ガス会社とか一下水道とかあるいは通信というだけではない。それらが寄ってたかって、しかも国という単位で、道路工事の何十倍もかかるようなそういうことでありますだけに、そういう分野が、今東京の場合には中央かいわい周辺で後追いで。
だから、道路をほじくり返して地下共同溝をつくって、そこに整理していくということだけでも大変な費用と年月がかかる。決定的に違うのは、やっぱり日本の場合にはそういう目に見えない部分の社会資本というのが非常に脆弱だ。その上一に、東京のように何十階建てのビルがばんばん建っていて、後追いで道路をほじくり返して、それを今やろうとしております。これは今の計画でいっても何十年もかかってしまう。
そういう状況なのに、私はこの調査会のあれをずらっと今見てみますると、そういう部分はまずほとんど出ていないし、九つの基準の中の八項に「水供給の安定性」というのが一言出ているぐらいでして、そこら辺を先生は都市工学上の御専門の立場からどのようにお考えになっているだろうかという点をひとつお聞きしておきたいと思います。