小泉純一郎の発言 (厚生委員会)
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○小泉国務大臣 キャップ制は十一年度、十二年度にかかっております。そこで、十一年度は外すけれども、十二年度には生きてくる。十二年度には制度改革、医療にしても年金にしても制度改革が始まります。特に、医療制度につきましては抜本改革が実施される年度に当たっております。そしてなおかつ、それ以上キャップ制はないといっても、赤字国債を毎年減らしていくという、いわば大きなキャップ制がかかっていると言ってもいいと思います。野方図に増額していけばいいという問題じゃない。引き続き、厳しい財政状況のもとで予算編成をしなければならない。
しかしながら、本格的な制度改正をするとかなり費用が削減されるのではないかというふうに思っている方がたくさんおられます。しかしながら、中には、制度改革をしてもそれほど費用が削減されない部分もあるし、される部分もある。しかも、来年度予算につきましては、制度改正がきいてこない年であります。その際に、制度改正がなされない前に、思ってもみなかった負担がまた国民にかかってくるのではないか。国庫の歳出削減はあっても、これが患者なり国民の負担にかかってくる部分があると、本来円滑に進むべき制度改正の理解も進まなくなるのではないかというおそれを私は持ったわけであります。
でありますから、この暮れに行われる予算編成、十一年度の予算編成については、もう少し厚生省に柔軟な状況把握の裁量権を持たせてくれてもいいのではないかということは、これから夏にかけて概算要求が始まります、その際の状況を見なければ、どの程度予算がふえていくのか、まだはっきりわからない部分もある。そういう点は厚生省を信頼していただいて、いかにキャップ制が外れたといっても、むちゃな、野方図な要求はしません、国民のお金ですから、極力効率的に重点化配分に努めます、その辺は信じてもらいたいということで御理解を得て、キャップ制は停止したけれども、野方図な、むちゃな増額要求をするものではない、極力抑制することに変わりないということで最終的に理解が得られたと私は思います。