高木俊明の発言 (国民福祉委員会)

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○政府委員(高木俊明君) まず、ちょっと後の御質問の方からお答えするような格好になるかもしれませんが、私どもとしては、まず現行の医療保障を自己責任を中心とする医療に転換しようというようなことを字句どおり考えているわけではありません。自己責任というのは非常に重要だと思いますけれども、我が国の国民皆保険システムというものはやはり守っていくべきであり、そういった中でより効率的で国民的に負担も比較的合理的なものにしていくためにはどうすべきかという観点で考えておるわけであります。
 そういった意味で、貧富の差によって医療の差が生じるというようなことについてでありますけれども、医療保険制度の効率性という点で考えますと、保険料はもちろんそれぞれお支払いいただいているわけですし、そういった意味では、医療保険制度をマクロ的に見た場合には国民の負担が軽いようなシステムの方がよりいいわけであります。
 そうしますと、薬について申し上げるならば、同じ効き目であるならば安価な薬というものができるだけ使用されていくという方向の方が国民にとって望ましいのではないか。そしてまた、個別の患者負担という面で考えた場合には、これについてどうあるべきかということについては、さらに議論を尽くしていくことによってまさに工夫の余地はあるというふうに考えております。
 日本型参照価格制度の導入と、日本型というふうにつけておりますのは、ドイツとかオランダとか、そういったヨーロッパで行われている参照価格制度をそのまま導入するというつもりではございませんで、やはり我が国の実態に合った形で導入をしていく必要がある。そのためには、十分議論した上で工夫をして一番我が国に合った形のものを考えていきたいと思っておりますから、そういった意味でも改善ができますし、私はそういった面で貧富の差で何か医療に差が出てくるというようなことというのは十分防げるのではないかと考えております。

発言情報

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発言者: 高木俊明

speaker_id: 28149

日付: 1998-05-21

院: 参議院

会議名: 国民福祉委員会