山本幸三の発言 (金融安定化に関する特別委員会)

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○山本(幸)議員 宮本議員にお答え申し上げます。
 三月にいわゆる十三兆円スキームに基づきまして資本注入を行ったわけでありますが、これについてはいろいろ評価がありますが、私どもは、それなりの効果は一応あったというふうに考えております。
 と申しますのも、当時日本の金融機能について内外の信認が大変低下しておりまして、いわゆるジャパン・プレミアムというものが顕在化していたわけでありますが、そういう危機的状況を何とかしなければならないということが基本的な目的でありまして、この点はまさに、当時ピークで一%ぐらいになっていたジャパン・プレミアムがこの資本注入によりまして〇・二%に激減した、低下したという意味で、それなりの効果は大いにありたというふうに考えております。
 ただ同時に、副次的な効果として期待されましたのは、いわゆる貸し渋りの解消等によりまして企業の円滑な資金供給に資するということであったわけですが、この点は、数字から見ます限り貸し渋りは解消してないということが言えると思いますが、これは、その当時想定していた以上に現実の経済がいよいよ悪くなってきたということを反映しているものだと考えております。
 株価の低迷、円安、あるいは土地の価格が依然として落ちていくというようなことが、想定していた以上に落ち込みまして、その点が銀行の利益を食い込むということが起こってまいりまして、せっかく資本注入いたしましたけれども、それを超すようなそういう内部留保の取り崩しということをやらざるを得ないということになったと存じております。
 したがいまして、その点はつながらなかったわけでありますけれども、もし資本注入がなければいよいよ悪くなっていったわけでありますし、場合によってはもっと思い切った資本注入をやるべきだったというふうにも考えております。

発言情報

speech_id: 114304056X02019981009_007

発言者: 山本幸三

speaker_id: 386

日付: 1998-10-09

院: 衆議院

会議名: 金融安定化に関する特別委員会