宮本一三の発言 (金融安定化に関する特別委員会)

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○宮本委員 確かに、ジャパン・プレミアムがその後非常に改善したというか縮小した、このことは非常に大きな効果があったと言えるわけでございますが、残念ながら貸し渋りの状況は改善しなかったように思いますし、今提案者の方からの説明にもありましたように、いやいや、それはやはりあったんだろうけれども、それを打ち消すほどのもっと大きなマイナス要因があったから数字としてはこういうことになったのではないか、思い切ってやる方がよかったのじゃないか、そんな意見が述べられております。私もその点は同感でございまして、今後の対応を考える場合に、やはり大規模な投入ということが不可欠であるというふうに思う次第であります。
 ところで、今も提案者の方からの説明がありましたように、現在の日本の経済を見ておりますと、信用収縮が非常に急激に進んでおりまして、経済に重大な影を残しておるわけでございます。健全な中小企業までが資金繰りのために行き詰まって倒産するということが続出いたしております。このまま進んでまいりますと、本当にパニックに突入してしまうのではないか、いや、そんなことではなくて、もうパニックに片足入っているよというような言い方もされておりますし、確かに危機的な状況は刻一刻と迫っていると私は思っております。
 特に、世界の中での日本ということで、各国が日本の対応を非常に注視しているわけでございまして、さきのIMFの総会あるいはまたきのうあたりのクリントン大統領の発言、そういったものを見ておりましても、世界が本当に、今日本がどうするのか、このまま日本が世界のパニックの、あるいは大恐慌の引き金になるようなことでいってしまうのではないかな、それほど厳しい目で日本に注目をしておりますし、それは、とりもなおさずこの特別委員会に世界の目が集中していると言っても過言ではないと思います。
 それだけの重大な責務を持って今この審議がなされているわけでございますが、私は、何はさておいても、この金融収縮を食いとめなければいけない。そのためにはあらゆる手段を講ずることが必要だと思いますし、この金融収縮への対応策こそが現下の我が国の最優先課題であるというふうに思うわけでございまして、ここに提案されておりまする本法律案こそはその切り札となるというふうにも考えているわけでございますが、この点について、提案者の方から、この法律の必要性というか意義というか、それについて国民の皆様方にわかるように御説明をお願いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 114304056X02019981009_008

発言者: 宮本一三

speaker_id: 18184

日付: 1998-10-09

院: 衆議院

会議名: 金融安定化に関する特別委員会