宮澤喜一の発言 (金融安定化に関する特別委員会)

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○宮澤国務大臣 このたびのG7は非常に異常な背景のもとに開かれまして、ロシアでああいうことがございました後、やがてラテンアメリカはどうなるかというようなことがございましたところへ、ヘッジファンドが破綻をいたしました。
 それで、G7の席において、これは外に聞こえてもいいというつもりで言ったと思いますが、グリーンスパン連邦準備委員会議長は、従来アメリカの投資家、経済人は、リスクをとっていく、リスクテーキングということでずっとやってきた、しかし、ここへ来て、というのはロシア以降と彼は言うのですが、リスクを避けよう、リスクアバージョンになってきてしまって、みんなかえってリスクから逃げようということになってきているように自分は思うので、そうすると非常な信用収縮が起こる、それは自分が初めての経験で、大変懸念をしておると実は申しました。
 そのことはその後の事態をかなり正確に言い当てていると思うのですが、そういう状況でありましたので、すべての人がそういう、現在の信用収縮のもとと言われます我が国がこの銀行関連の二法を本当にちゃんと成立させるかどうかということに極端な関心を持っておりまして、それ以外の財政問題等はともかく、むしろこの金融法案だということでございました。
 片っ方の法案は、私が東京を立ちます二時間前に衆議院でともかく可決をしたわけですが、その参議院における帰趨はどうか、十六兆円はどうなるかということ。それから、何よりもその次に大事な、もっと大事な部分は今御審議中のこの法案でございますので、早期健全化でございますので、この方がひとつ通ってもらわないとやはり事態は解決しないな。それで、当然国会が十分御審議をされるということは、これはもうよく理解しておりますけれども、その上で、これはもう今や日本の国内の問題と思わないでほしい、世界に及ぼす影響が大きい、こういう雰囲気でございました。

発言情報

speech_id: 114304056X02019981009_011

発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1998-10-09

院: 衆議院

会議名: 金融安定化に関する特別委員会