宮澤喜一の発言 (金融安定化に関する特別委員会)

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○宮澤国務大臣 私の、個人的と申し上げるべきだと思うのですけれども、考え方は、やはり短期資本の移動というものも基本的には自由であるべきだろう、しかしそのために、その自由を確保するためにいろいろな条件が満たされなければならないだろう、そういう考え方を実は私はしておりまして、マハティールさんが言っておられることにも確かに一分の理屈はあるわけでございますから、デリバティブスが一国のあり方を壊してしまう、あるいは、デリバティブスそのものが壊さないでも、後のIMFがコンディショナリティーで事実上そういうことをしてしまうというようなことは、実際いつまでもあっていいことではないという思いはいたすわけです。
 しかし、今さらデリバティブスというものをやめてしまうということは恐らくできないわけでございますから、それについてのいろいろな意味での情報あるいはスーパービジョンというようなものが、やはり野放しというわけにはいかないのではないかということ。それから、その結果としてしかし、東南アジアの国々のように、ああいう目に遭わないように、外貨を持っております幾つかの国が仮にプレミアムを取ってもようございますからそういうアタックを事前に防ぐ、そういうアグリーメントのようなもの。その二つがございませんと、しょせんはもう短期資本の自由移動は制限するということにならざるを得ませんから、そうなることは不幸だと思いますので、そうならないための幾つかの施策を考えたらどうかというふうに私は思うわけでございます。

発言情報

speech_id: 114304056X02019981009_013

発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1998-10-09

院: 衆議院

会議名: 金融安定化に関する特別委員会