大野功統の発言 (金融安定化に関する特別委員会)
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○大野(功)議員 大先輩でございます宮澤大蔵大臣からお答えになったことでございますので、もう私の出幕はないと思うのでありますが、大臣がおっしゃいましたことは、要するに護送船団時代は終わった、これからはもう青天白日のもとでいい銀行が残っていく、よい商品を出さなければ残れない、それはすべて情報公開のもとに行われるんだ、つまり、国際的に自分の足で立ってやっていくような銀行でなければだめなのではないか。
そこで、私なりに大臣のお言葉あるいは自分で考えていることを申し上げますと、今の日本の銀行というのは少し数が多過ぎるんじゃないか、こんな多い数で果たして国際競争をそれぞれがやっていけるのだろうか、どうだろうか。いわゆるオーバーバンキングの問題が一つあろうかと思います。したがいまして、合併とか再編とか、あるいは営業譲渡とか、そういうことが今後行われる可能性が極めて高いのではないか。
もう一つは、オーバーローンの問題であります。日本というのは、まさにローンの国といってもいいのかもしれません。GDPに対しまして、銀行の貸し付けが一四〇%もある、こういう国は世界にないのではないか、こういうふうに思います。
本法では、「金融機関等の再編を促進すること等により金融システムの効率化を図ること。」こういうことが第三条第三号に書いてあるわけでございまして、これは、効率化していく、競争社会で国際的にもやっていける、こういう銀行をつくろうとしているわけでございますが、具体的には、いわゆる救済合併あるいはそれに準ずる合併、資産の譲り受けなどを行った結果、自己資本比率が低下した金融機関に対して、本法律による資本増強の対象としているわけであります。これによりまして、将来日本が理想とするような金融システムになっていくことが少しでも促されていく、こういうことを私は期待いたしております。