魚住裕一郎の発言 (国際問題に関する調査会)
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○魚住裕一郎君 公明の魚住裕一郎でございます。
きょうは貴重な参考意見を本当にありがとうございます。国連の今日的役割についてということでございますけれども、逆に私はこのテーマに沿って、国連の二十一世紀的役割といったような観点からちょっとお聞きしたいんです。
調査室の方から、昨年十二月末の朝日新聞の明石参考人のインタビュー記事が配られました。その中でこういう記事が載っていたんですね。「国連は基本的には主権国家の集まりだが、それ以外のところが知恵を出し、活力を与え、場合によっては」云々、「財政的にも手助けするなど、NGOや財界、各国議会といった「市民社会」との関係を強めようという発想が出てきた。単なる政府間機関ではなく、地球市民の共有財産でもある、という考え方に変わっていく感じがする」、こういう記述がございました。
これは明石先生としてはいい方向だというような感じをお持ちになっているのか。それから、その発想というか、「感じがする」という表現になっているんですが、どの程度そういう機運が盛り上がってきたのか。それから、そういう方向性を持っていく場合、やはり主権国家論の克服というのが大きな問題になるのではないか。
先ほどお話を伺いますと、例えば国際的な運賃に課税する、あるいは取引に課税する、これも一つの主権国家論の克服かなと。あるいは、国内紛争でも、ジェノサイドみたいな場合にはもう内政不干渉というようなことじゃなくてどんどん介入していくべきだ、これもある意味では主権国家論の克服の一事例ととらえていくのかなと。その辺の見通しについてどのようにお考えなのか。
三点目が、事務次長をしておられました、国連の枢要な地位におられた、活躍されてきた参考人として、加盟国以外のところ、まさにNGOであるとか各国議会であるとか財界とか、そういうところに何を期待するというか、何をどうしてもらったらもっと国連機能が強化できるのになというようなことをお感じになったことがあるか、また、それはどういうところなのか、そういったところをお教えいただければありがたいんですが。
よろしくお願いいたします。