田英夫の発言 (国際問題に関する調査会)

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○田英夫君 国連憲章の書き出しが「われら連合国」はということで始まっていることでも象徴されるように、国連というのは大体第二次世界大戦の戦勝国が中心になってつくられたということが私は気になるわけであります。結果的には安全保障理事会の常任理事国が現在五カ国ともその戦勝国でありますし、同時に核保有国であると。
 こういうことの中で、先ほど二〇〇〇年改革というようなことを言われましたが、私は、国連改革をする中でこの問題をやはりクリアしていった方がいいんじゃないか、二十一世紀の国連というのはもう第二次世界大戦の結果を捨てて新しい出発をすべきではないかという気がするんですけれども、そういうことが国連の中で空気としてどのくらい存在するのか、これが議論の対象になって実際にそうなる可能性があるのかということをお聞きしたいと思うんです。
 二十世紀というのは、考えてみると大変な科学の進歩、開発、発展という世紀であると同時に、二度にわたる世界大戦があり、また朝鮮戦争、ベトナム戦争というものがあって、このところ紛争はありますけれども大きな戦争がない状態があって、それは結構なことですが、戦争の世紀でもあったわけです。二十一世紀というのは、やはり核兵器などができた中で、もう人類が戦争できる状態ではないということをもっとお互いに自覚して平和の世紀にしなければならないな、こう私は思っているんですが、そういう意味からしても現在の国連の体制というのはいささか違うんじゃないか。
 つまり、核を持っている五つの国が常任理事国で拒否権を持って国連を事実上牛耳っている、こういう状態がいいとは思えない。ですから、日本が入る、あるいはドイツが入るということはそういう意味でいいと思うんです。同時に、第二次世界大戦に関係のなかった、いわゆる発展途上国の中から新しく加わってくる、こういうことがどうしても必須の条件なんじゃないかと思いますが、そういう点についての明石さんの御意見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 1998-09-25

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会