浜中裕徳の発言 (環境委員会)
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○浜中政府委員 お答えを申し上げます。
御指摘のとおり、中長期的に、途上国の積極的な参加を得ていくことは、地球温暖化を防止する上で不可欠の課題でございます。そのために、まず先進国が率先しなければいけない、これは先生御指摘のとおりでございまして、大臣もただいま申し上げたとおりでございますけれども、我が国も、COP4におきまして、我が国の積極的な取り組み、特にCOP3以降の取り組みの進展、そして、さきの臨時国会で地球温暖化対策推進法が制定されたというようなことを初めとする取り組みについても極力アピールをしてきたところでございます。
COP4におきましても、先進国の政策と措置についての議論がございまして、この中で、優良対策事例と申しますか、ベストプラクティスというようなものを集めて、そしてお互いの参考にする、それから途上国の参考にもなるだろうということで、そういうものを集めよう、そして示していこうというようなことも合意されたわけでございます。これも直接的には先進国の対策の一層の推進のためにという目的ではございますが、途上国に対してやはり先進国の取り組みの積極さというものを示すためにも、一つの条件整備になろうかと思います。
それから、直接的には、やはり途上国は、主張といたしましては、自分たちはできるだけのことは既にやっているんだ、これ以上やろうとしても我々には資金もないし技術もない、専門家も足りないんだということで、先進国からの支援を強く求めているわけであります。そういった点で、今回のブエノスアイレス行動計画で合意をされました資金メカニズムあるいは技術移転、さらには、やや特殊な要望ではございますが、条約四条八項、九項ということで、小島嶼国などの温暖化による被害が生じた場合、あるいは産油国などの特殊な要求もございますけれども、そういった合意に基づきまして、今後粘り強く先進国と途上国が協議を続けてまいりまして、そういった点についても実質的な前進を見るようにしていく、我が国がそうした点について一層の努力を傾けていく、こういったことが条件整備のためには非常に重要ではないかと思います。
今回、とりわけアルゼンチンが、COP5において自分の国は自主的な約束をするんだということをメネム大統領自身が表明をされました。それから、カザフスタンが、自分たちは条約上の附属書Ⅰ国になる意図があるということも公式に表明をいたしました。そういった国が今後続々と出てくる可能性もございます。そういった積極的な意欲を持つ国々が、今後、条約さらには議定書に積極的に参加をしてくる。その道筋を明らかにしていく、そして、そうした取り組みをさらに先進国としてもいろいろな面で支援をしていく、こういったことも必要であろうかというふうに考えておりますので、そういった点も含めましてさらに努力をしていきたいと考えております。