岡崎トミ子の発言 (国土・環境委員会)

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○岡崎トミ子君 今、ダイオキシンあるいは環境ホルモンが焦眉の課題になっております。有害な化学物質の使用をできるだけ減らす、なくそうという時期に来ているというふうに思っております。
 今月初めにも、脱有害化学物質ということで、国会議員と市民団体とで政府に対する対策の強化ということについての集会も開かれましたけれども、そのときも政府の取り組みの遅さということにいら立つ意見が相次いだということなんです。そして、スウェーデンではもう十年前に九割以上もダイオキシンを削減したのに、今回、日本だと埼玉県所沢市でこのような事件にならない限りなかなかその取り組みがきちんとなっていかない、対策をとっていないという状況で、やはり国民の盛り上がり、市民の方の盛り上がりしか政府を動かすそうしたすべはないのかというようなことの訴えもございました。
 ところで、松枯れ対策としていまだに農薬空中散布が行われております。二十二年間にわたって松林に農薬空中散布を続けてきておりますけれども、まだ松枯れはなくなっていないという状況です。松枯れの原因も、虫害説よりも複合説が有力になってきておりまして、予防としての運び屋のマツノマダラカミキリの成虫を殺す目的の農薬空中散布というのは、効果の面でも大変疑われております。
 これまで何度も指摘はしてきておりますけれども、農薬空中散布によって人体への被害が出ております。大変ゆゆしいことだというふうに思っております。特に有機燐系農薬は神経毒性があって、周辺の子供たちに被害が出ております。アメリカでは、子供の安全のために大人よりも十倍の安全率をかけるように議論が進んでいるということなんですが、農薬は微量でも危ないというこの認識が必要ではないかというふうに思います。
 環境ホルモンとして疑わしい農薬が全国で空中散布されてきたということですから、環境中の野生生物に与える悪影響ははかり知れません。これ調査すらできない状況でございます。
 環境庁長官にお伺いいたしますけれども、環境ホルモン作用が疑われている物質が空からまかれるということについて、可能であれば避けることは大変望ましいと思います。この農薬空中散布という問題について、長官はどのようにお考えになりますか。

発言情報

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発言者: 岡崎トミ子

speaker_id: 6694

日付: 1999-03-11

院: 参議院

会議名: 国土・環境委員会