小粥正巳の発言 (財政・金融委員会)
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○参考人(小粥正巳君) ただいまお尋ねをいただきました新法案に掲げられている三つの目的、その内容をどのように新銀行の業務に具体化していくか、こういうお尋ねでございます。
三つの目的、まず最初に経済社会の活力の向上及び持続的発展というふうに書かれてございますけれども、これはいわば経済の牽引役を生み出しながら経済成長を安定的に維持する、こういうふうに理解をしております。
やや具体的に申し上げますと、特に新規産業の創出でございますとか新技術開発の支援、それから事業革新の支援あるいは規制緩和の促進、このような政策目的に資する事業を重点的に対象とすることによりまして我が国の経済活力を維持するために戦略的に重要な分野を育成していこう、こういうものと理解をしております。
それから、二つ目の目的でございます豊かな国民生活の実現、これは生活インフラの整備等によりまして質的な国民生活の充実、安定を図っていく、こういうふうに考えられます。
より具体的に申し上げますと、例えば廃棄物・リサイクル対策等の環境対策あるいは都市の防災対策、それから人に優しい建築物という考え方がございますけれども、このような施設の整備など福祉、高齢化対策、さらに大都市圏の交通整備というような交通・物流ネットワークの整備、さらに電気通信整備等情報通信ネットワークの整備などに資する業務を重点的に対象としていくというふうに考えております。
目的の三番目は、地域経済の自立的発展と表現されておりますけれども、ただいま申し上げましたような持続的な経済成長及び質的な国民生活の向上を日本の各地域間におきまして均衡あるものとするために地域経済の自立的な発展を促す、こういうように理解をいたしております。
より具体的には、例えば町づくり等の地域社会の基盤整備でありますとか地域産業の立地促進等の地域の活力創造、さらにそれぞれの地域独自の地場産業の振興及び地域間の連携、このような目的に役立つような事業を重点的に対象にしていきたいと考えております。
これを主務大臣がお定めになります中期政策方針でより具体化し、さらに毎年の予算に反映され、銀行としては毎年の投融資指針にさらに具体化、細分化いたしまして実際の出融資業務を行っていく、新銀行の業務内容はそのように展開されるものと理解をしております。