峰崎直樹の発言 (財政・金融委員会)

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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。
 きょうは四十分間という短い時間でございますので、また引き続き継続して質問をさせていただきたいと思います。
 この問題は衆議院の審議なども私どもは注目していたわけですが、特に私は北海道選出の参議院議員として、ただいま岩井議員の方からも苫東問題に触れられてその原因その他について追及されたわけですけれども、その意味で北海道の道民にとっても大変切実な問題であるということを私どもも痛切に感じているわけであります。
 その観点からすると、私はきょうはきちんと過去の責任の問題やなぜこのような事態に至ったのかという原因の問題、あるいは第三セクターと言われているものが抱えている問題などを中心にしながらお話をし、また次の機会には苫東あるいはむつ小川原といったようなところをどのような地域にしていったらいいんだろうか、こういう積極的な面もぜひこの委員会で集中的に議論していくべきじゃないだろうか、私はこのように考えているわけであります。
 今のお話の中で、私は大蔵大臣に本当に感謝をしなければいけないなというふうに思っているわけです。苫東について、いつの日にか有用になる日が来るだろう、その可能性は存続しているはずだということを長い間の政治家の大変な経験を持たれた大蔵大臣がお話をなさったときに、ある経済学者のクールヘッド・ウオームハートという言葉がございましたけれども、ついそんな思いで大臣からお話を聞きました。
 改めてまた、その観点でこれからも北海道に対しても、苫東も含めてぜひ温かい御支援をいただきたい。しかし、北海道の道民にとってはそういう温かい御支援あるいはウオームハート・クールヘッドを逆にしてはならないのでありまして、しっかりと受けとめてまた頑張らなきゃいけないなというふうに思います。
 それに引きかえ、きょう非常に落胆をしたのは、この計画責任を持っておると言われた開発の担当大臣はたしか運輸大臣だったでしょうか、担当大臣がお見えになっていない。むつ小川原はたしか国土庁でしょうか。政策投資銀行の所管の大臣は確かに中心的には大蔵大臣だと思うんです。しかし、その中の一番大きいポイントというのはやはり苫東とむつ小川原だろうと思うんですが、その担当大臣がお見えになっていないというのは、私は残念で仕方がありません。きょうお見えになっていないとすれば、次回には必ず御出席を願いたいというふうに思っているところでございます。
 それでは最初に、開発庁にお聞きせざるを得ないのでありますが、開発庁はたしか昨年十一月に「苫東開発をふりかえって」という文書をまとめられているんです。ここの中で苫東開発がなぜ失敗したのかということについて書かれております。
 この一番最後の段階でこのように書かれているわけです。「結語」として「以上、苫東会社の経営破綻は、一義的には経営上の問題と考えられるが、併せて苫東開発のシステム全体における複合的な要因によるものも大きいと思われる。」と。複合的というのは、さっきの複雑系とかコンプレックス、何か説明したようでなかなか説明し切れていないんだろうと思うんです。
 そうした中でも、「有利子借入金による債務累積構造が最大の要因」と言っている。次に、「また、一方で苫東開発が壮大で長期的な視点に立ち戦略的に取り組むべきにもかかわらず、関係機関が官と民の多岐にわたる既存の縦割りシステムの下で、連携の不足と責任の欠如が生じる、いわゆる官民もたれ合い構造にも一因があると考えられる。」と。
 逆じゃないかと思うんです。要するに、「有利子借入金による債務累積構造が最大の要因」というのは結果であって、原因は違うところにあるのじゃないだろうか、むしろ一因があるといった官民もたれ合い構造のところに最大の問題があるのじゃないんだろうかという気がするんです。結語を出されたんですが、開発庁はこの点についてどのように考えられているのか。
 考えられているというよりも文書でまとまっているわけですから改めて聞きますが、この苫東問題を検証する会をつくられた北海道大学経済学部の濱田先生も後で来られて、午後から私たちは参考人の質疑をすることになっているわけです。この五人の苫東問題を検証する会が三回にわたって、三回と言えばわずかしかないんでしょうが、ヒアリング対象十六名でやられているわけでありますけれども、この三回の中で五人の方々はこういう共通認識で本当にまとまったんでしょうか。そのことも含めて開発庁の見解をお聞きしたいと思います。

発言情報

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発言者: 峰崎直樹

speaker_id: 8106

日付: 1999-06-01

院: 参議院

会議名: 財政・金融委員会