河野洋平の発言 (安全保障委員会)

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○河野国務大臣 小渕第二次改造内閣の外務大臣に就任をいたしました。二見委員長を初め委員各位に、ここに謹んでごあいさつを申し上げたいと存じます。
 私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、その使命を全うすべく、全力を傾注する所存であります。
 二十一世紀を間近に控えながら、国際社会には依然として未解決の問題や不安定な状況が存在しております。そのような中、我が国の安全を確保していくためには、日米安保体制を堅持し、適切な防衛力を整備するとともに、国際の平和と安定を確保するための外交努力を積極的に行っていくことが必要だと存じます。
 日米安保体制に関して、さきの国会で日米防衛協力のための指針関連法などが成立、承認をされましたが、今後とも指針の実効性確保に努力をしていかなければなりません。また、沖縄の方々の負担軽減のため、米軍施設・区域の整理、統合、縮小を進める上で、普天間飛行場の移設、返還問題の早期解決を含めた沖縄に関する特別行動委員会最終報告の着実な実施に向け一層努力をしてまいります。
 また、アジア・太平洋地域の平和と安定のため、積極的な役割を果たしていきたいと存じます。
 北朝鮮問題については、緊張緩和のための対話と不測の事態を防ぐための抑止のバランスが重要だと存じます。今般、ペリー・アプローチのもとで、朝鮮半島情勢改善の流れを一層強固なものにすることに資するとともに、この流れを日朝関係にも及ぼすことを期待して、チャーター便の再開を決定いたしました。今後とも、米韓両国との緊密な連携のもとに、日朝が互いに前向きの対応をとり合いつつ、日朝関係を改善していくことができるよう、引き続き努力をしていく考えであります。
 東ティモールへの対応については、多国籍軍が効果的な活動を行い、一日も早く情勢が安定するとともに、国連のもとでの独立に向けたプロセスが順調に進むことを期待しております。我が国としても、東ティモールに対し、引き続き可能な限りの支援を行っていく考えであります。
 これらの問題への対処に加え、対話を通じたアジア・太平洋地域の信頼醸成も重要だと思います。特に、ASEAN地域フォーラムが引き続き地域における安全保障面での対話と協力の場として着実に進展するよう努力していく考えであります。
 なお、この場をかりまして、非核三原則の堅持を私からも改めて明確にいたしたいと存じます。また、我が国は、核兵器のない世界の一日も早い実現を目指して現実的な措置を着実に積み重ねることが重要との考えのもと、本年も、国連総会におきまして、核兵器の究極的廃絶に向けた核軍縮に関する決議を提出いたしました。
 これら諸課題に取り組むに当たり、多年にわたって安全保障問題に取り組んでこられた本委員会の皆様の御指導と御鞭撻を引き続き賜りたく、皆様方の御協力をお願い申し上げる次第でございます。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 河野洋平

speaker_id: 31577

日付: 1999-11-05

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会