阿南一成の発言 (行政監視委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○阿南一成君 マスコミ報道が先行をしておるのかもしれませんが、今まで有名無実化されておると言われている公安委員会制度を抜本的に改正する必要があるとの報道がなされております。また、どこかの県の公安委員の発言として、何しろ警察の仕事にはずぶの素人で余計なことは言うまいというムードはこれまであったというようなことが報道されております。
このような記事が出ますと、言葉は悪いですが、公安委員は名誉職的な存在ではないのか、形式的には警察のお目付役だが、人事や処分などについての審議は警察側の言うことをそのまま通すケースがほとんどで、公安委員会制度が形骸化しているのではないかと国民が思うのも当然であろうかと思います。
しかし、私は現行の公安委員会制度にもよい点が多々あると考えております。例えば、同じ司法機関でありますが、検事総長への人事権は法務大臣という政治の世界からの意向が少なくとも警察庁長官のそれよりも色濃く反映をされます。それは警察庁が国家公安委員会という独立行政機関の管理下にあるからであろうと思います。
今日、官僚の世界の事務次官人事についても政治の世界からのいろいろな発言がされる風潮があります。しかし、それが行き過ぎると行政の中立性が危うくなること、そしてさらに悪くなると政治家にすり寄る官僚のみが熾烈な人事抗争に勝ち抜けるようなことになったとしたならば、国家、国民のために大変悲劇的なことになるのではないかと思うところであります。
公安委員会制度に関して警察法の改正にまで踏み込むお考えがあるのか、あるとすればどのような点を改正しようとしておるのか、長官に簡明にお願いします。