水野誠一の発言 (中小企業対策特別委員会)
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一です。よろしくお願いします。
お二人とも大変きょうはありがとうございました。少し順序を変えて折口さんから伺いたいと思います。
私は、折口さんがおつくりになったジュリアナ、ヴェルファーレともに御招待をいただいて拝見をしておりまして、大変これはすごいものをおつくりになったなといって感心していたら、今度は新しい事業で店頭公開をされると。
私は、折口さんの事業を大変注目していましたのは、今の時代というのは情報ハイテクベンチャーというのは幾らでもある。ただ、本当の総合サービス産業、特に高齢者介護とか人材派遣とかいうまさに今これからの成熟化の時代にふさわしい事業で店頭公開をする。これがどれだけ評価されるかということで、大変期待をしていました。
私は、そういう新しい事業分野というのを第五次産業というふうに勝手に呼んでいまして、いわゆる今までの第三次産業、サービス業とは違う、つまり第四次産業という情報産業の時代のサービス産業は第五次産業だろうということで常々言っていたんですが、実際非常に大きな評価が株価という株式の市場でなされたということは大変喜ばしいことだと思っています。
先ほど折口さんがベンチャーキャピタルのあり方ということをお話しされました。私も実は、アメリカのネットスケープ社という会社がありますが、そこのジム・クラークというファウンダーが友人だったものですから、ちょうど一九九四年に彼の事業の立ち上げをお手伝いした経緯がありまして、アメリカのベンチャーというのはどんなものかということを身をもって体験できたということがあるんです。
最近、彼が「ネットスケープ・タイム」という本を書いて、今私は実は日本語に翻訳をしている最中なんですが、その中でおもしろいのは、アメリカのベンチャーキャピタルの中にも、彼の言葉を借りればいわゆるハイエナベンチャー的な、言ってみればお金もばんと入れるけれども、優秀な事業にお金も入れるけれども、そのかわりそれは一種のマネーゲームであって、そこがだめになったらさっと引き揚げるというようなベンチャーから、実際彼がおつき合いをしたのはクライナー・パーキンズという有名なベンチャーキャピタルですけれども、そこのジョン・ドエールという人のように、実際経営に対していろいろアドバイスをしてベンチャー企業を育てていく、そして同時に非常にすぐれた目ききであるという、こういうベンチャーキャピタルがアメリカには育っているといいますか、もう既に存在している。その層の厚さというのを大変私は痛感したところであります。
日本にもそういった本当の目ききのベンチャーキャピタルというもの自体が育っていかないと、なかなか日本のベンチャー事業を育てることは難しいんじゃないかな、それはもう先ほどのお話のとおりだと思っています。
私は、そういう中で一つお尋ねしたいんですが、海外で折口さん御自身でIR、つまり投資家向けの広報活動をやってこられたという記事を実は拝見したんですが、そこの経験から、日本と海外、とりわけアメリカの市場の違いあるいは投資家の違いというものをどういうふうにお感じになったか、これをまず伺いたいということ。
それからもう一つは、日本の店頭市場というものを実際経験されてどう評価されるか。御自身では、今度は一部上場を目指したいというふうにおっしゃっているそうですが、日本では店頭市場がこれからまだまだ活性化しなければいけないという課題があると思います。その辺も含めて、実際の御経験の中からお話しいただければと思います。