脇雅史の発言 (国土・環境委員会)
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○脇雅史君 従来型の延長で充実していくという方向では多分難しいので、抜本的につくり出すような意気込みでお願いしたいと思います。
次に、環境教育ということを取り上げたいわけであります。
我が国が二十一世紀にすぐれた環境下に暮らしていけるということにするためには、国民一般がすぐれた環境に関する知識を持たなければいけないわけで、ここにおられる方はもう大体が手おくれなんですが、若い方がたくさんおられますから、若い方が正しい環境認識を持っていただくように環境教育ということを本当に充実させなければいけないと思うんです。
幾つか問題点というか、感じるんですけれども、例えば、若い人が極めてばい菌を嫌がる。抗菌グッズとか、無菌状態が正しい状態だというふうに誤解をしています。これが大変な誤解で、無菌状態がさまざまな悪いことを引き起こす引き金になっているというのはさまざまな分野で言われているわけです。
また、最近の都会暮らしの若い人は、チョウやトンボを見てもキャーと言って逃げます。ところが、蛍を見ると、わあきれいと言うわけです。私はよく冗談で、ゴキブリの後ろに夜光塗料を塗れば立派な蛍だろうと言うんですが、ゴキブリが来ると逃げるんです。本質は大して変わらないんです。ザザ虫は食べてもウジ虫は食べないとか、ちょっと表現が悪いんですが、要するに、人間の今の日常生活の中で非常に偏った価値判断で動物にいい悪いを下しちゃうんです。それがまた環境に関する意見を大きくゆがめていくと思うんです。
ですから、環境とは何だろうか。きれいな鳥がいれば鳥が食べる虫もいる、それぞれがまたみんな食物連鎖でつながったり、かわいそうな部分も見ればあるわけで、かわいそうという感情が人間にだけあるのかどうか知りませんが、それがあるだけに、また環境問題としてはゆがんでしまう部分もあるんです。
だから、一体環境というものをどう見ていくのか。自然環境あるいはさまざまな社会環境や新しい物質的なものが出てくる化学環境みたいなものもあるかもしれません。そういったことをきちっと教材として与えていくという、これは環境庁がみずからおやりになるよりも文部省にお任せをするのかもしれませんが、そういうことについても積極的にやってほしいですし、これだけインターネットが発達してまいりますと、それぞれみんな独自に見れば見られる。教師が一人一人教えるよりも、いい教材をつくればみんなが使えるという時代ですから、どこかで集中的にいい教材をつくっていただければ、これまた非常に有効なわけです。
そんなこともお考えいただきながら、教育ということ、体験教育とかいろんなことをされていますけれども、もうちょっと広い意味で、国民の環境に関する知的なレベルを上げていくという意味での教育問題についてお考えをお聞きしたいと思います。