柳田稔の発言 (選挙制度に関する特別委員会)

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○柳田稔君 今回、国会に正式に選挙制度を議論する場が持たれましたので、民主党という立場もありますが、きょうは自由討議ということで、私の個人の意見も交えながらしばらくお聞き願いたいと思います。
 思い返しますと、平成五年の衆議院選挙の際に、日本の政治も行政も経済も大改革が必要だ、手始めに政治の大改革をやろうではないかということで、平成五年から六年の二月にかけて衆議院の選挙制度の大改革が行われました。その当時のことは忘れもしませんけれども、二月十何日だったかと思うんですが、雪が降りしきる真夜中に、当時の細川総理と河野総裁が調印をして修正してやっと衆議院、参議院で成立した、そういうふうに記憶いたしております。
 あれから既にもう六年ぐらいたちます。衆議院においては、平成八年に既に新しい選挙制度で選挙が実施されました。聞くところによりますと、来月、二回目の選挙が行われるだろうと。そう考えてきますと、参議院の選挙の抜本改革いまだ行われず、まだその議論も答えも出ずということを考えますと、私としては大変遅いのではないかと。政治も行政も経済も変えなきゃならない、それに対応しなきゃならないと言い始めて既に六年、参議院が何らしていないということについては、大変問題があると私自身は思っております。
 幸いにして、当時私は衆議院で議席を得ておりまして、前回の選挙で参議院に議席を得まして約一年半たちました。もう二年近くたつのでありますけれども、この間の参議院の各委員会の質疑等を見ておりますと、ほとんど衆議院のカーボンコピー、世論で批判になっておりますけれども、衆議院の言いなり、そういう状態が続いてきておると私自身は認識いたしております。そういうことがいろいろと伝わったのかもわかりませんけれども、参議院無用論、参議院は要らないんだ、衆議院だけでいいという声も多々聞こえる状況になっております。
 そんな中で、総理大臣の公選制、大統領制といいますか、参議院を廃止して大統領を選べばいいじゃないか、そして行政と政治と司法の三権分立をはっきりした方がいいんじゃないかという意見も出ておるのは皆様御存じだと思います。しかし、これをするためには憲法の改正が要るので、この山も越えなきゃならないのでありますが、そうは言っても、私自身としては、のんびりと小手先の数合わせ、選挙区の定数がどうのこうの、そういうことだけでこの会が終わったのでは非常に寂しいなという気がいたしております。
 そこで思うのでありますけれども、衆議院の選挙制度というのは、ことし初めの定数削減でもわかりますとおり、小選挙区主体の選挙制度であります。としたときに参議院はどうあるべきなのかと。三年ごとに選挙もあるわけでありますから、衆議院の小選挙区と対比して比例を中心とした選挙制度を導入するというのも一考であろうかと私自身は思っておるのでありますけれども、民主党の中でもいろいろとそれについては現在協議中でございます。
 その中で、それなりといいますか、最終案ということにはまだ至らないのかもわかりませんけれども、党内としては、各都道府県を単位とする選挙区選挙は現行どおりにしよう、ただし逆転区については定数是正を行いましょうという一つの柱をつくりました。もう一つは比例についてでありますけれども、全国を一つの選挙区とする現行の拘束名簿式比例代表制にかえ、複数の広域ブロックを選挙区として候補者名によって投票する選挙制度を新しく導入する、ただし広域ブロックの範囲及び定数は別途定めることにする。こういった選挙に改めたらどうだろうかということで大方の意見が出ておるところであります。
 こういった改革をしながら、定数削減に向けて努力をしようというふうに考えております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 柳田稔

speaker_id: 29413

日付: 2000-05-29

院: 参議院

会議名: 選挙制度に関する特別委員会