石井一二の発言 (選挙制度に関する特別委員会)

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○石井一二君 二院クラブ・自由連合の石井一二でございます。
 我々は、民主主義の重要な根本原理の一つは少数意見の尊重ということにあろうと考えております。
 大政党は、国会審議の過程なんかを見ておりますと、党議拘束という名のもとに全会一致ということで行動する。したがって、党内では自由活発にいろんな御意見が出されておっても、議会の議事録に残る論議という面では言いたいことが言えないという一面があろうと思います。そういった中で、少数政党の場合は比較的自由に発言ができるということで、国民の意見を代表して、ややユニークである場合もありますが、また見逃すことのできない意見等もよく出てくるという現実があると考えております。
 こういった中で、先般の衆議院の比例のみ二十議席減という実態を見てみますと、マスコミ等にも報道されておりますが、結果は少数政党に非常に不利である。ドント等でも下位でぎりぎり当選するというような感じのところが多いわけでございまして、もし今回参議院で改正を行った場合に、少数政党への影響という面から見て見逃すことができない部分がかなりあるのではないかというように考えております。
 それで、具体的に我々の考えを申しますと、一つは、定数是正は、これは人口のアンバランス、有権者のアンバランス等を見て避けがたい問題であろうと思いますので、しかるべき時期に是正すべきであろうと。
 それから、定数の削減については、今申し上げましたように慎重に対応をしていただきたい。特に選挙区では、上位当選ではなしに、複数選ぶ場合でもぎりぎりぎっちょんの当選、また比例区でも先ほど申し上げましたようにドントでも下位で辛うじてというようなことになってまいりますので、少数政党が壊滅してしまうということは必ずしも議会制民主主義にとって本来望むべきところではないのではなかろうか、そのような感じを持っております。
 したがって、現状維持ということがいかがであろうかというように考えておりますし、また委員会の数等も衆議院とほぼ同じということを考えた場合に、五百対二百五十という既に大幅に少ない数で同じような審議をやっておるわけでございまして、これ以上の削減については大いに論ずべきところがあるのではなかろうかと思います。
 なお、最後にちょっと違った観点ですが、我々は過去ダブル選挙を経験してまいりましたけれども、もし現在の選挙制度のもとでダブル選挙が行われた場合、衆参の比例の場合に有権者もかなり戸惑うのではなかろうか。もちろん片一方は全国一本であり、片一方は十一ブロックに分かれていますので違いますけれども、国政レベルの選挙がその時々の民意を反映して議席のシェアを決めるという観点から見て、こういった比例の同時選挙ということについては、今後どちらを変えるということは我々が論ずべき問題としても、一考に値する問題であろうというふうに考えております。
 以上、考えの一端を御披瀝させていただきました。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 石井一二

speaker_id: 19530

日付: 2000-05-29

院: 参議院

会議名: 選挙制度に関する特別委員会