瓦力の発言 (本会議)
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○国務大臣(瓦力君) 福島議員にお答えいたします。
護衛艦「さわぎり」に根本的な問題があるのではとの御指摘でございますが、海上自衛隊第二護衛隊群所属の護衛艦「さわぎり」において、最近二年間に四件の死亡等の人身事故が発生しております。
しかしながら、これらの事故は同一の艦で発生したものではありますが、それぞれ異なった状況等により発生したものであり、個々の事案に応じた対策を考えるべきものと、かように認識いたしております。
次に、調査報告書には多くの問題点等があるとの御指摘でございますが、服務事案が発生した場合、事実関係を徹底して調査すべしということが私の基本方針であり、今回の調査についてもこの方針のもと、徹底した調査が行われたものであると理解をいたしております。職務上の上司、同僚等の部隊関係者等、本人の身近な関係者から事情聴取を行い、徹底した調査を実施しましたが、遺族が指摘されるようないじめの事実は認められませんでした。
なお、護衛艦「さわぎり」艦内で発生した乗員の自殺に対する事故調査の過程において、非番時における少々の飲酒がありましたが、同艦乗員が禁止されている艦内飲酒を実施していたことが判明したことから、平成十二年二月二十日、当該服務規律違反者等に対しまして懲戒処分等を実施いたしました。
また、艦内娯楽の一環としてトランプゲームが行われておりますが、これはアイスクリームやジュース等の景品をかける程度のものでございまして、社会通念上娯楽の域を超えるものではなく、賭博に当たるものではないと認識いたしております。
なお、給与の一部着服につきまして調査報告書で触れていないとの御指摘でございますが、本件の調査報告書は、三等海曹の自殺に対し遺族から当該自殺の原因が護衛艦「さわぎり」におけるいじめであったとの訴えがありましたことから、佐世保地方総監部が事故調査委員会を設置して調査を行ったものでございます。
佐世保教育隊における上官による学生の金銭管理の問題につきましては、「さわぎり」におけるいじめの問題とは直接関係するものではないこと等から、調査報告書の対象とならないものと考えます。
なお、横領の事案につきましては、関係者が逮捕されていますが、現在、事実関係をさらに調査中でございます。
調査のやり直しが必要ではないかとの御指摘でございますが、本件調査は、三等海曹の自殺に対し遺族からの当該自殺の原因がいじめであったとの訴えがあったことなどから、約三カ月の期間をかけて徹底した調査を実施したものでございます。本件に関する再調査を行うことは考えておりません。
次に、自衛隊の人権意識確立についての御質問でございますが、自衛隊においては、常に国民とともに存在する精強な自衛隊にふさわしい隊員を養成するための教育に努めておりまして、人権に関する教育もその一環として行っているところでございます。
第三者によるチェックシステム設置等の御指摘でありますが、防衛庁・自衛隊としては、より一層人権意識向上等のため、教育を含め、防衛庁・自衛隊みずからによる努力を推進してまいる所存でございます。(拍手)
〔国務大臣深谷隆司君登壇、拍手〕