森喜朗の発言 (予算委員会)

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○森内閣総理大臣 我々が、長い歴史を振り返ってみましても、自由であること、民主主義を守るということ、これはいかなる政党であれ、いかなる政治体制であれ、過去の世界の歴史から見ましても、このことだけは大事に守っていく、そしてそのことをしっかりかち取ってきた、そういうこれは哲理、哲学だろうと思います。したがって、その自由の中でおのれにまず厳しく倫理を求めていくというのは、当然なことだろうと思うのです。
 確かに、日本の経済を取り上げてみましても、バブルという時期があった。しかし、そういうバブルというものが、いつまでもバブルで上向きにいくということでないことは、バブルがはじけたことによって、まだ今でもこうして多くの不良資産等の処理をしていかなきゃならぬということになるわけで、決してぬれ手にアワという、そういう事態はあり得ないということを、まずみんながそのことをしっかり戒め合わなきゃならぬことだろう、そういうふうに思っております。
 そういう中で、先ほど申し上げたように、自由で、中には当然公正公平というものが伴ってくるわけでありますし、その中にも当然自立心というものも必要になってくるわけであります。そういう中にいろいろな助成制度もあれば、また戒める法律も求められているわけでありますから、それがまさに法の社会だろう、そういうふうに思っております。
 いずれにいたしましても、やはりみんなで、そういう自由の中にはみんなで厳しく求め合う、そういう自立心というものを求める、そういう意味では、北側さんが今おっしゃりたかったことは、まず政治家にそのことが一番求められているだろう、それをしっかりと模範にしなければならぬということもおっしゃりたかった一つの面だろうと思っております。
 後ほど恐らく御質問に入ってくるんだろうと思いますけれども、いわゆる金融システム等につきましても、やはり、できる限り国民の皆さんに御負担を求めないこと、そして、そのモラルハザードというものに、どうしっかりとそのことを守っていけるかという、ここのあんばいというのでしょうか、そこの判断が非常に難しいことだ。しかし、多くの国民の皆さんにそのことをしっかり理解を得るということ、そして、国民の皆さんに十分そのことの説明が整うということ、そのことをまず第一義に考えていかなければならぬことだ、このように考えております。

発言情報

speech_id: 114905261X00120000802_023

発言者: 森喜朗

speaker_id: 27194

日付: 2000-08-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会