扇千景の発言 (建設委員会)
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○扇国務大臣 今竹本先生おっしゃいますように、マスコミにも、金融業界の破綻の次はゼネコンだ、そういう記事が躍るようになりました。大変私はそのことに心を痛めております。
けれども、今六十万社という先生の御指摘がございましたけれども、ちなみに、少なくとも、この業者数というのは、平成四年には五十二万二千社。それが平成十二年、今おっしゃいましたように六十万社。ところが、建設投資額というのは、平成四年には八十四兆、そして平成十二年、今は七十一兆。ですから、業者は平成四年から十二年までで一五%ふえています。ところが、建設投資額は平成四年から十二年まででマイナス一五%。業者が一五%ふえて、投資額は一五%マイナス。ですから、ゼネコンの危機が言われるのは当然のことでございます。
けれども、私どもは一番懸念しておりますことは、戦後今日まで、この六十万業者の中に、すべてとは申しませんけれども、世界に冠たる技術を持った会社がたくさんございます。あるいは橋においては世界一、トンネルを掘るにおいても世界一、そういう技術を持った業者。その技術が、ゼネコンのある会社が倒産することによって、世界一の技術を持った日本の技術が埋没しないかということを私は一番懸念しております。
ですから、それぞれの業者が独自の発案、独自のリストラで再建を期することは当然独自の民間の業者がなさることではありますけれども、私が今一番懸念しております、その世界に冠たる技術をゼネコン業者の倒産ということによって失うということを一番懸念しておりますので、でき得ればなるべく早く、それぞれの世界一に持っている技術と技術会社同士が一緒になって、世界に冠たる日本の技術が埋没しないような再建方法なりを私はぜひ考えていただきたいし、国として支援することができ得るのであれば本当はありがたいと思いますけれども、あくまでも民間業者同士の話でございますので、そこまでは指導はできませんけれども、私は、そういうことを、望むならばそうなっていただきたいと念じております。