扇千景の発言 (建設委員会)

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○扇国務大臣 今野委員が、一瞬明るくなったけれども、会館へ帰ったら先行きが何となく心細くなったというお考えはやめていただいて、明るくなるように、この委員会でぜひ二十一世紀のために私はこの法案を御論議いただきたいと先ほど申しましたとおりです。
 しかも、私は特に申し上げたいことは、戦後五十五年間、土建国家とも言われました。にもかかわらず、諸外国にあるのに我が国でこの法案が今まで論議されたこともない、またこれを立法しようとしたこともなかったということ自体、私は建設大臣になって初めて知ったのも、私自身も恥ずかしいことですけれども、国会議員たる者が、少なくともこういうことを立法しようと、ただ丸投げだ、ただ談合だ、むだ遣いだ、ばらまきだと言う以前に、こういう法案を国会みずからがするべきであったということを、私自身も含めて反省をしながらこれを立法したというのが原点でございます。
 そして、今、これで完全に処罰できるのかというお話がございました。私は、少なくとも建設省は警察ではございませんし、入札する業者すべてを最初から疑ってかかるということ自体、建設省の姿勢としては、私はノーでございます。私は信頼して、国民の皆さん方の中から選ばれた業者を、一般入札にしろ指定入札にしろ、今日の日本の建設業界をしょってきた皆さん方を最初から疑うということは、建設省がすることではないというのを基本としているということだけは、冒頭に申し上げておきたいと思います。
 ただ、その中にも、昨今種々事例がございまして、マスコミに言われますような、談合であったり丸投げであったり、発注者責任を問うような事例がなくはありません。しかも、それが年々ふえております。そのことに対する憂慮は、私も先生と同じ気持ちでございます。
 ですから、少なくとも私は、それを通知する、知った以上は通知をして、公取なり、御存じの、今おっしゃいました建設業の許可行政官庁がこの通告によって業者の資格をとることもできるんです。ですから、私は何も罰する方法は、公取は公取として厳然な対処をしておりますし、私ども官庁としても、建設業の許可行政を持っているわけですから、許認可を持っているわけですから、少なくともそのことによって、今回の独禁法または建設業法に基づいて厳しく処分することになることから、談合や、少なくとも丸投げ等の公共工事をめぐる不正の防止に第一歩を踏み出した、そう御認識賜ればありがたいと私は思いますし、これによって国、地方の公共事業すべてにこの法案が網をかけているということを御認識賜りたいと思います。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2000-11-08

院: 衆議院

会議名: 建設委員会