笹川堯の発言 (法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会)

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○笹川小委員 自由民主党の笹川堯でございます。
 御質問というよりは、私も幾つかの考えがありますので、ぜひ何かの機会に御参考にしていただきたいと思うんです。
 実は今、日本の社会の中で、司法の問題だけ現在やっておりますけれども、司法も経済も、それぞれの分野で日本は先進国と競争していくわけですから、そういう意味で、アメリカのように、司法資格を持っている人がビジネスマンに一番多いんですね。ところが、日本じゃ司法資格を持っているビジネスマンなんてほとんどいない。ここは非常に是正していかなきゃならぬことだと思うんですね。
 やはり法律を知っているということは、私も経済人として長く活動しましたが、非常に得をしました。ところが、日本の社会はどうしても、法学部に入ると弁護士になるんだという、それだけしかない。あるいは、医学部に入るとお医者さんだけだ。医学博士を持って経済人として会社で活躍すれば非常にプラスがあると私は思うし、また司法資格を持っている人がビジネスマンになれば、今のあのバブルの崩壊じゃありませんが、ああいうことも随分私は防止できたと思うんですね。
 そういう意味では、必ずしも弁護士になるということに限らないんだから、司法試験をやはり易しくしていただきたい。五回も七回も落ちて受かっても、言葉は悪いけれども、法律ばかになっちゃう。これは私は、言葉は悪かったんですが、法律の知識と教養、そしてやはり一番最後に大事なのは人格者じゃなきゃならぬと思うものですから、そういう意味を込めると、日本の上級職試験じゃないですけれども、いろいろな分野でまろやかな人格者をひとつ司法制度の中で育成していただきたいと思うんですね。そうしないと、専門だ、専門だといっても、ほかの分野に行ったらまるっきり使い物にならない、それで果たして日本の社会のニーズにこたえられるかどうかというと非常に問題があると思います。
 それから、先ほど野党の先生も言われたんですけれども、何かすぐ学校をつくる話。私も、それぞれ法学部が各大学にあるわけですから、これを拡充するとか充実すれば十分にそれは対応できるんじゃないのかなという気がいたしておりますので。その点についてはお任せをいたします。
 それから、国民の期待にこたえる刑事裁判、民事裁判、これは言葉は大変きれいなんですが、その期待するものは何かというと、私も経済人だったんで、要はスピードですよ。
 訴訟してもいつ判決がおりるのか全くわからない、これじゃ判決もらったころに会社がつぶれちゃうなんということは往々にしてあるわけですね。ですから、まずやはりスピードアップ。経済人の中では、物を売ったら、お金はいつ払う、手形なら六カ月以上はないというのはもう社会の慣行ですから。ところが、司法だけはいつだか全く期日がない。失礼な話だけれども、ちんたらちんたらとなっちゃう。これじゃ国民の期待になんか全然こたえられないし、国民の期待していること、僕はその一点だと思うんですね。
 例えば、少年法でも右と左じゃそれぞれ期待するものは違うと思いますから、これは議論の別に置いて、全体に言えることは、刑事も民事もスピードが余りにも現代社会の中で遅過ぎる、これをどうやったら早くできるんだということをぜひひとつお示しをいただきたい、こう思います。

発言情報

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発言者: 笹川堯

speaker_id: 26013

日付: 2000-11-08

院: 衆議院

会議名: 法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会