世耕弘成の発言 (交通・情報通信委員会)

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○世耕弘成君 大変示唆に富んだ意見をいただいたと思っております。
 非常に、電子政府、電子政府という言葉ばかりが先行しておるわけですけれども、その中でやはり私はセキュリティー問題、プライバシー問題もしっかり考えていかなきゃいけないし、あるいは電子政府のメリットを最大限生かすという意味で、IDをどう使っていくかということを、やはり便利な部分と危険な部分とそこをよく比較して議論をしていかないと、電子政府といっても絵にかいたもちになってしまうのではないかという危惧を持っております。
 もう一つ、岡村参考人、きょう御発言はなさらなかったんですが、この資料の中にクッキーということを書いておられます。これは御存じの委員もいらっしゃると思うんですけれども、要するに、ホームページをふだん我々見ますよね、見たホームページのその履歴をホームページの主宰者側が一種のぞく、把握することができる、簡単に言ってしまえばそういう技術であります。
 便利に使えば、例えば自分がふだん見ているホームページの傾向なんかが相手にわかりますから、ああ、この人は科学技術に関心があるから科学技術の情報を中心に提供してあげようとか、そういうことも便利に使うという意味でメリットもあるんですが、一方で、これ、悪用し出すと切りがなくて、私なんかはこのクッキーの記録というのは常に毎日自分のブラウザーからは落とすようにして、人に見られないように注意を払っているわけです。
 現実に、例えばこれは九月の新聞記事に出ていますが、アマゾン・ドット・コムという会社が、要するにデジタルビデオディスク、DVDの電子販売、インターネット上での販売をしているときに、アクセスしてくる人のクッキーデータを使って、よく買ってくれる人には安い値段で提供をして、初めての人には結構高い値段で提供をするなんということがあって、アメリカでちょっと物議を醸した例なんかももう既に出ております。
 ところが、クッキーといっても非常に難しいですよね。クッキーの履歴の消し方をどうすればいいんだなんということもなかなかわからない。あるいはもっと近い例で言いますと、例えば買い物をするのにクレジットカードをインターネットに入れる。これが本当に安全なんだろうかどうだろうか。SSLで保護されていますなんということが文字では出てきますけれども、本当に大丈夫なんだろうか。その辺かなり、これ、消費者の側に技術の知識がないと、電子商取引の安全性の確保というのが非常に難しいと思うんですね。
 一方で、この法律の中では十四条で、国民に対する一種広報の義務というのがうたわれているわけですけれども、この辺、具体的に、この難しい技術をどうやって国民に理解してもらえばいいのか、岡村参考人、ちょっと御意見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 世耕弘成

speaker_id: 15381

日付: 2000-11-21

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会