堺屋太一の発言 (交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会)

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○国務大臣(堺屋太一君) 大変広範で難しい問題でございますけれども、この分野で専門的な経験をお持ちの委員の御質問でございますので、私の考えているところを述べさせていただきますと、まず、インターネットを初めとするIT技術の進歩によって、現在、世界的に進行しておりますIT革命と言われるものは、発展途上国を含んで世界の経済、二十一世紀の経済発展のかぎになる極めて重要なものである。同時にまた、社会的弱者と言われる方々を含め個々人がみずから潜在能力を発揮し、みずからの希望を実現できる可能性を高めるものでもある、その両面があろうかと考えています。
 IT革命の到来によって大規模な規格大量生産の近代工業社会から多様な知恵の時代へと歴史的発展段階が変わろうとしておりますけれども、御指摘の日本で何が障害かというと、実は日本はこの規格大量生産社会というのを上手につくり過ぎた。高度成長の時代からすべてを規格大量生産社会に合わせてつくってきたものですから、制度もそうなっているし、組織もそうなっているし、また商習慣や人々の考え方も規格大量生産型になっている。これをITにふさわしい多様な知恵の時代に変えていくという、これは幾つも障害がございます。
 それを今一つ一つ変えていく、そういう作業をやっている最中でございまして、この法案もその一つでございますし、商法の改正からさまざまなことを今やっておりますが、これがずっと下に浸透して、皆さんが本当にそういう習慣を持ち、そういう発想になっていただくまでには相当いろんなことをやらなきゃいけない。これが日本の障害といえば障害ではないか、成功したがゆえの障害というのは非常に大きいのではないかと思っております。

発言情報

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発言者: 堺屋太一

speaker_id: 30364

日付: 2000-11-27

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会