平沼赳夫の発言 (交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(平沼赳夫君) お答えいたします。
 先ほどちょっと触れさせていただきましたけれども、我が国の中長期的な潜在成長力については、審議会等のデータでございますとおおむね二%程度、こういう見方がございます。
 しかし、IT革命や今御指摘の経済構造改革の推進など、いわゆる産業政策ということを積極的に重点的に集中的に講じていくことによって我が国の潜在能力が、我が国は潜在能力が非常にある国でございますから、これを十分に発揮させればより高い成長率、例えば三%以上の成長も可能である、こういうことを思いまして見解として発表させていただきました。
 その一つの根拠でございますけれども、近年米国経済は御承知のように極めて高い成長を示しております。しかし、この背景を考えますと、九〇年代前半においては米国とても年率一・五%でありました。非農業分野の労働生産性の上昇率が九〇年代後半には年率二・九、約三%、こういうことで大幅に向上をいたしたところであります。
 これを分析してみますと、これはやはりIT革命によってもたらされたものだと、こういう分析がなされているわけでありまして、我が国においても、こうした新たな成長を現実のものとするためには、IT革命の推進はもちろんのことでありますけれども、幅広い経済構造改革を強力に推進し、生産性の向上と新たな価値創造を促進していくことが不可欠であると思っております。
 このため、先ほども御意見として出ましたけれども、安くて早い通信ネットワークの実現や電子商取引のルールの整備など、ITが十二分に活用される環境を整備するのみならず、議員御指摘の創業、いわゆるベンチャー企業への支援を初め、企業法制の抜本的な見直しや柔軟な労働市場の構築、思い切った規制緩和などによりまして、民間事業者がその創意と努力を遺憾なく発揮できるような環境を整備していくことが必要なことだと思っています。
 我が国の中長期的な発展、少子高齢化社会における豊かな国民生活の実現化に向けてこうした課題に全力で効率よく取り組んでまいりますれば、私どもは三%の成長も夢ではない、そういうふうに思っているわけであります。

発言情報

speech_id: 115014198X00120001127_022

発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2000-11-27

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会