水野誠一の発言 (交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会)
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○水野誠一君 ありがとうございました。
衆議院の内閣委員会の参考人質疑を先日拝見したんですが、大変有意義な意見が多かった中で、慶応大学の國領先生が述べておられること、これは私は非常に印象深かったわけです。國領さんは、第三条においてすべての国民が主体的にネットワークを利用し個々の能力を最大限に発揮するという思想を掲げている点で大いに評価できるが、気をつけたいのは同じ条の「恵沢をあまねく享受できる」という部分で、これがサービスのばらまきという意味ではなくてすべての国民が未来に貢献できる場を用意するという意味であることを徹底していただきたいと思う、こういうふうに國領さんが言っているわけです。これは私は大変重要な指摘だと思うんです。
さきに成立しました補正予算について、新聞報道なんかを読みますと、補正はIT花盛りとか官邸主導の新たなばらまきなどという見出しが随分と躍っておりました。来年度の予算編成が本格化する中で、仮にIT基本法をつくったために相変わらずの旧来型の公共事業などがITの冠をかぶって大盤振る舞いされるようなことになってしまっては、国民に失望をもたらすばかりかIT基本法の立派な理念の足を引っ張ることになりかねない、かように私は危惧しております。
そういう視点も含めて、まさにこれは総理主導でというお答えもさっきから何度もあるんですが、私は、だからこそかえって心配なんだということもございます。予算編成との関連においてIT基本法の理念をどのように反映していくお考えなのか、IT担当大臣として堺屋長官から、端的に短くて結構でございますから、御所見を。