扇千景の発言 (国土・環境委員会)

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○国務大臣(扇千景君) 今、松谷先生からお話しございましたように、日本が町並み等々を含めて美的にはあるいは必ずしも良と言えない、もっと町づくり等々も美しくあるべきだというお話ございました。私はそのとおりだと思います。ですから、今までの二十世紀の公共事業のハードの面と、二十一世紀の公共事業はソフトの面も私は考慮に入れるべきだと。それが今、松谷先生がおっしゃったとおりのことであろうと思います。
 そういう意味で、私どもはこれからも公共事業の中で幅広い考え方を持つべきだと思っておりますし、例えば御存じのとおり、今、先生がおっしゃいましたように、私たちは町並みをきれいにするということでずっと電柱の地中化、あるいは皆さん方の都市の良好な水、いわゆる水辺ですね、川のそばの整備等々を行っております。
 また、先生も御存じのように、いかに日本は緑が少ないかということも含めまして、都市緑化公園、そういう都市の公園というものも、私は少なくとも、オーストラリアのキャンベラは国民一人に七十八平米もございますし、日本は残念ながら国民一人は七・七平米しか緑が公園にございません。そして、まして東京の二十三区は三・〇平米でございます。ですから、そのように世界水準から見ても、キャンベラが七十八平米であるにもかかわらず日本の平均は七・七平米であるということで、ニューヨークは二十九平米、ロンドンも二十八平米等々、世界の都市に比べて日本が景観的に劣るということは、この緑の公園一つとってみても私はお寒い限りであると言わざるを得ない。
 そしてまた、町並みをきれいにするために電柱を地中化して、そして町が暗くなったらいけないということで、車道と歩道の間に電気を入れると。そうしますと、車道と歩道の区別がはっきりわかるというので実験的に、もしお時間がございましたら夜、外務省のあの通りを見ていただきたいと思いますけれども、建設省が即対応しまして、あの外務省の前のところの地中に電気を入れて下からライトアップする。そうすると、車道と歩道が完全に夜でもわかって、事故も防げるし、またライトアップですから木もきれいに見えるということを、今外務省のそばで建設省は即実行に入っております。
 そういうことも含めて、私は今、先生がおっしゃった、ハードだけではなくて、二十一世紀のソフトの都市づくり、町づくり、そういうものに建設省としても努力していきたい、かように思っております。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2000-11-09

院: 参議院

会議名: 国土・環境委員会