扇千景の発言 (国土・環境委員会)
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○国務大臣(扇千景君) 今、先生がおっしゃいますように、私も東京都内に住んでおりまして、大変距離は短いのに長時間かかるという今の東京の混雑状況、そしてまた、御存じのとおり、先生もおっしゃいました職と住のバランスが欠けている。まさにそのとおりでございまして、あらゆる面で、そして逆には、都心部の空洞化あるいは長時間の通勤等、ギャップができているわけでございまして、それを何とかということで、今、先生がおっしゃいましたような、全部第二種にしたらどうだと、一種だけではおかしいじゃないか、もったいないと、むしろ。
そういう意味では、私は、一種から二種にして五階建て、私は二種にしてもいいだろうという、個人的にそういう希望も持っておりますけれども、今の法律改正ができない限りは、今は住宅基準法でできない、また東京都の協力もなければできない。また、私どもも、道路幅というのも高さとこれは並行して決められていることでございますから。
私はそういう意味では、職とそれから住のバランスの解消、そして勤労意欲とまたその経済的効果、そういうものを含めて、先生がおっしゃるような国際都市のあり方とそれから二十一世紀の日本の物流と経済的な効果のあり方等々、課題は山積していると思います。
そういう意味では、都市基盤整備公団の今、総裁からお話しございましたけれども、職住が近接した良質な賃貸住宅、これも今若い世代、若い御夫婦の大きな要望でございますので、私はそういう意味では、東京都内、職に近いところに公団が良質な賃貸住宅をつくるということも、私は今、先生がおっしゃったことの一助にはなろうと思います。
けれども、基本的には私はこの後は民間活力を使って少なくとも良質な中高層住宅を建設する。今も既に、場所を挙げては失礼ですけれども、例えば今六本木で大開発をしておりますけれども、これも民間活力で、六百戸のおうちが一度の訴訟もなく全部立ち退いて、そしてあれだけの大きな新しい町づくりというものを行っております。
ですから、そういう民間の活力も使って私は都心の共同住宅というものはある程度今後活発に行われるであろうと思いますし、私は、建設省あるいは建設省だけではなくて国としても国際都市のあり方というものは今後考えていかなければならない。そういう戦後五十五年たった瀬戸際で私は重要なことであろうと思っておりますので、今後も私はその研究もさせていただき、また民間との協力あるいは工場の跡地利用等々、私は少なくとも都市基盤整備ということは一体として職と住のあり方、このバランスの是正というものも私はとっていくべきであろうと思いますので、今後も頑張っていきたいと思います。
また、今、先生がおっしゃいましたNPOとの関係でどうなんだ、もっとNPOを活用したらどうだというお話ございました。これもごもっともだと思いますし、私たちも先ほどからも申しました、あるいは公園だとか歩道だとか河川、そういうものの私たちは維持管理の一環として、少なくとも私はあらゆるものの、先ほど冒頭に申しましたソフトの面、どういうふうに維持していくか。そういうことに関しては、私はNPOの活力とNPOのお知恵と、そういうものの御協力もいただきながら私はやっていくべきであろうという姿勢も持っておりますし、日本の住みやすい居住環境、職環境、町づくり等々、山積しておりますけれども、一つずつ着実に私は手をつけていくというふうに考えておりますので、皆さんの御協力も得ながら二十一世紀の日本の国土づくりのグランドデザインというものを私は早急に提出していきたいと思っております。