森喜朗の発言 (本会議)

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○国務大臣(森喜朗君) 社会保障の改革に向けた方向性と決意についてのお尋ねがございました。
 急速に少子高齢化が進行する中で、生涯を安心して暮らせる社会を築くため、将来にわたり持続可能で安定的、効率的な制度を構築することが必要であると考えております。
 今般、社会保障構造の在り方について考える有識者会議において報告書が取りまとめられ、社会保障の改革の方向性について幅広い観点から御提言をいただいたところでございます。
 報告書におきましては、持続可能な社会保障としていくためには、世代間の公平に配慮しながら、給付と負担のバランスを図ることが重要であるとし、そのための方策といたしまして、まず支え手をふやす、二番目には高齢者も能力に応じ負担を分かち合う、三番目といたしましては給付の見直しと効率化が必要であること、社会保障の費用を賄う財源といたしましては、社会保険方式を主としながら保険料及び公費負担を求めること、さらに、社会保障の規模についてとり得る選択の幅を示した上で、将来に向けてある程度の負担の増加は避けられないものの、できる限り負担増、特に現役の負担の上昇を抑えるべきことなどを提言しております。
 政府といたしましては、これを受けて、社会保障改革の全体像を明らかにするいわば大綱とも言うべきものの取りまとめと、これに基づく具体的推進方策を協議するため、政府・与党の連携のもとで必要な体制を整備し、国民的な議論のもと、国民の理解を得ながら社会保障の改革に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 障害者に係る医師法の欠格条項についてのお尋ねがございましたが、医師法も含めて、障害のあることを理由として一律に免許取得を制限している欠格条項を見直し、障害者がその能力を十分に発揮できるようにしていくことは、障害のある方も自立して障害のない方と同等に社会に参加するというノーマライゼーションの考え方を実現していく上で大変重要であると考えております。
 このため、現在、政府といたしましては、平成十四年度までに欠格条項の廃止を含む見直しを行うべく作業を進めているところであります。医師の資格における欠格条項についても、現在、医療関係者審議会におきまして御検討いただいているところでありまして、今後、その結論を踏まえ、障害者にも医師免許取得の門戸を開放し、その能力を十分に発揮できるよう適切な見直しを進めてまいりたいと考えております。
 残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
   〔国務大臣津島雄二君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 森喜朗

speaker_id: 27194

日付: 2000-11-06

院: 参議院

会議名: 本会議