吉岡吉典の発言 (労働・社会政策委員会)
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○委員長(吉岡吉典君) この際、一言あいさつを述べさせていただきます。
来年一月から再編された新省庁が発足するのに伴い、参議院の委員会も再編されることが既に決定され、当委員会は、国民福祉とともに、来年から厚生労働委員会として新たに活動を続けることになりました。したがいまして、労働・社会政策委員会としての委員会開催は本日のこの委員会が最後となる可能性が高いと思います。
私は、本委員会の委員長を二年半にわたって務めさせていただきました。この間、深刻な不況のもとで、雇用問題が最重要な政策課題となる中で、労働法制の面でも重要な問題が提起された時期でもありましたが、当委員会の運営につきまして理事並びに委員各位の深甚なる御協力をいただき、大過なく責務を果たさせていただきましたことに心から御礼申し上げます。
今日、失業率が四%を超え、失業者が三百万人を超える事態が続いていることにかんがみますと、労働問題は依然として極めて重要な課題になっており、労働行政の果たすべき役割は極めて重要なものがあります。
戦後、新しい憲法の精神に沿って、労働省がかつての内務省の所管から独立し、労働省設置法によって、「労働者の福祉と職業の確保とを図り、もつて経済の興隆と国民生活の安定とに寄与する」との目的を掲げて設置されたことは、今なお大きい意味を持つ出来事だったと思います。
このことに思いをいたしますと、今日、産業構造の転換が叫ばれ、深刻な失業がなお続いている状況のもとで、新たな省庁再編によって労働行政がいささかも後退することなく遂行され、良好な労使関係のもとで労働者の要求が実現されますことが期待されるとともに、新しく発足する厚生労働委員会の活発な活動を心から願って、御礼のあいさつにしたいと思います。(拍手)
本日はこれにて散会いたします。
午前十時五分散会