小沢鋭仁の発言 (議院運営委員会)
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○小沢(鋭)議員 民主党の小沢鋭仁です。
私は、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表して、本院議員中村喜四郎君の議員辞職勧告決議案について、提案の趣旨を説明いたします。
最初に、決議案の本文を朗読いたします。
なお、あわせて、その理由を申し述べます。
議員中村喜四郎君の議員辞職勧告に関する決議案
本院は、議員中村喜四郎君の議員辞職を勧告する。
右決議する。
以下、その理由を申し述べます。
我が国は今、未曾有の政治的、経済的混迷の中にあります。KSD事件や政府機密費流用問題は、国民の政治不信を一段と増幅させました。また、我が国を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、政治的にも経済的にも重要課題が山積しています。このような中で、本院の任務は極めて重大であり、議員もまた姿勢を正して行動すべきは言をまたないところであります。
本院は、相次ぐ政治と金にまつわる汚職事件によって失われた国民の政治不信を解消するため、あっせん利得罪の創設や、収賄罪による有罪判決を受けた者に対して選挙権や被選挙権を剥奪する立法を行うなど、政官業癒着、金権腐敗政治の一掃に全力を挙げて取り組んでまいりました。
しかるに、議員中村喜四郎君は、本年四月二十五日、いわゆるゼネコン汚職事件の高裁判決において、一審の東京地裁判決、すなわちあっせん収賄罪として、懲役一年六カ月、追徴金一千万円が支持され、同君の控訴が棄却されたにもかかわらず、今日までこの事実を真摯に受けとめることなく、本来ならばみずから進んで議員辞職すべきところ、議運委員長に代理人を通じて拒否の回答を行い、何ら反省の意もあらわしていないことは看過できない事態であります。
よって、本院は、中村喜四郎君が今こそ、その責任を自覚して議員を辞し、国民に陳謝し、みずからの政治的道義的責任を明らかにすることを勧告します。
これが本決議案を提出する理由であります。
加えて申し上げます。
同君が現在も議員の職に居座りを続けていることは、小泉内閣が掲げる改革の本質が問われ、今日の閉塞状況打破と変化にかける国民の大きな期待を真っ向から裏切る事態になると強く申し上げておきます。
オレンジ共済事件に絡み、一審で有罪判決を受け、参議院で議員辞職勧告をされながら居座り続ける友部達夫議員は、世論の厳しい批判を受けています。まして、高裁判決が出ても、最高裁で判決が確定するまで議員の職に居座り続けようとする中村君への批判は、より一層強いものがあります。
二十一世紀の始まりに当たって、我が国は今大きな節目を迎えています。とりわけ、政治への国民の信頼がなくては解決できない諸課題が山積しています。いま一度、虚心坦懐に日本の議会政治の原点を見詰め直し、二十世紀の悪弊を一掃し、新たな世紀にふさわしい政治のあり方を追求することは、我々政治家の責務であります。
よって、我々は、本院議員中村喜四郎君がみずから速やかに議員の職を辞することを勧告する決議を提案するものであります。
また、本院としては、今後再びこのような事態を招くことのないよう、議員一人一人がお互いに自戒すべきであり、政治倫理の確立においてなお一層の努力を積み重ねていくべきである旨申し添え、提案理由の説明を終わります。
委員各位の御賛同をお願い申し上げます。
以上です。