田中眞紀子の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(田中眞紀子君) 昨日発表いたしましたこの改革要綱は決して完璧なものであるというふうに思っているわけではございません。
 それから、今、大まとめにいたしますと、佐藤委員が御指摘になったのは三つのポイントがあると思いますが、残念ながら一つ目のポイントについては認めざるを得ないというふうに思います。
 なぜかと申しますと、それは、いわゆる報償費の入っているファイルを複数、私たち六人で見せていただきました。その三分の二に当たる部分を最初見せていただいたわけなんですけれども、それらは大変よく管理されておりましたし、公認会計士か何かがしっかりと監査をすると。逆に言うと、そういうふうな公の機関でもってしっかりチェックされることが前提となっていますし、またそれが行き届いているんではないかというふうに感じました。
 ところが、どうしても見せてもらえなかった三分の一の部分がございまして、結果的には私は一部見せていただけたんですけれども、それの中に、具体的に言うと、項とか目で何も報償費の中に入れなくても済む、むしろほかの方ではっきり情報を開示しながら、例えば天皇陛下のお誕生日でございますとかレセプションとか、何も報償費に入れなくても済むようなものも長い間にたくさん入っているものがございました。
 そういうことについては役所の側も、これはもう本当にその中に入れる必要はなかったかもしれない、安直であったというふうなことも認めておられることがほかにも二、三ございましたので、そういうものをやっぱり省いていくということを感じたわけでして、ぎちぎちに締め上げていくというふうには思っておりません。むしろバッファーといいますかゆとりがないと、不測の事態もありますので、どこの国もこういう機密費というものがあるわけですので、その本来の目的にかなったような使われ方がされるように、かつてはこういうふうなチェックがなかったわけですから。
 ですから、今回の事件を契機にいたしまして、事件と申しますのは詐欺罪のあの事件ですけれども、それを契機としまして、ここで一回見直しをすることが将来のためによかろうと思います。そのことが委員御指摘の職員の方とちゃんとした信頼関係を築くということにもつながります。そういうふうな御指摘も省内からも声がございまして、極めて私は健全なことだというふうに思っています。
 自浄作用があればそれが一番よろしいわけですが、理想的に機能していなかったというところに今回このことを見直しせざるを得なかったという原因があるということを御理解いただきたく存じます。
 私たちは政治家として国務大臣として役所に伺うわけですけれども、そのときに納税者、国民の皆様の目線、納税者の痛みとか関心とか、そういうことをやはり私たちはしっかりと受けとめる立場にあります。行政官ももちろんそうなんですけれども、そのトップたる重責を担う国務大臣が最終的に責任をとるということは、納税者に対する責任のありようということだというふうに私は思います。したがって、顔の見える外交、わかりやすい外交をするためにも、まずこうしたことを第一段階で踏まえていくということは国民の皆様の御理解もいただけると思います。
 あと一言付言いたしますと、全部大臣が細かく監査をしましょうなんて、そんな時間もありませんし、できるわけもありませんで、やはり政の側の責任ということの緊張感を持つということに尽きると思います。
 またいろいろと細かい点については、今後も御指導を仰ぎたいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 田中眞紀子

speaker_id: 23495

日付: 2001-06-07

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会