中谷元の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(中谷元君) これまで実施されましたPKO活動等の実績を見ますと、自衛隊員というのは非常にまじめで、定められた規則とルールに従って本当にこの運用については厳格に行っておられます。定められたことしかやっておりません。それで支障がないかといえば、先生御指摘のようにゴラン高原の例もありますが、本当にそれによって支障は、私はすべてのPKOを見ましたけれども、ございます。
やはり基本認識というのは、PKO活動自体の価値をいかに考えるかということでありまして、その存在自体が紛争で困っている難民とか飢餓を救うためにやる活動であり、現実にこれが行われましたカンボジアもモザンビークも、これが行われるまでは戦乱で非常に混乱していましたけれども、このPKOの活動によって平和を取り返して、今平穏に皆さんが過ごされている。
そういう意味で、平和のために国連が行っている非常に崇高な活動であって、決して我が国が武力行使をするような行為自体ではないという基本認識を持つ必要があると思います。また、カンボジアの例でいきますと、道路の整備等の施設しか任務が与えられておりませんが、実際にあそこで行われましたPKOの監視による選挙時期に行きますと、たくさんの日本人のボランティアの方がその投票所で選挙監視をすると。そのすぐ近くにいる日本の部隊が、同じNGOで行っている日本人が危険にさらされた場合でもそこに行って守ることができない。
もっと極端にいきますと、私、防衛庁長官がその現地に行って隊員の視察をしたときに、不測の事態でゲリラに私が襲われた、そうなった時点でもPKOの隊員は近くにいながら私を守ってくれないというような法体系になっておりますので、その現場の実情に合わせて、定められたことだけやるのではなくて、やってはいけないことをきちっと定めて、その現場のニーズとか状況に応じてもっと柔軟にやっていくべきだという各政党の御意見、また国会での御意見等もございますので、我々としましてもその意見を参考にしながら、今後検討してまいりたいというふうに思っております。