月原茂皓の発言 (外交防衛委員会)

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○月原茂皓君 日本国を代表する外務大臣としての発言、確かに受けとめました。それ以上の議論は、私はここでいたしません。
 そこで次に、今、佐藤議員からもいろいろありましたが、外務省改革要綱というものができ上がったということで昨日記者会見等をされております。
 私は、ここで希望したいことは、確かにこれは松尾事件にどう対処するかということが非常に大きな底流にあって、もろもろの問題が出てきておるわけでありますが、私は別の観点から、この前も駐在武官のことで大臣にお考えを伺い、検討していただくことになっておるわけですが、外務省の特に在外公館における専門職ですね、地域のことをよく知っておる、それからまた特別の分野について大変すぐれておる、そういう方々の処遇というものが、これがただ単に言えば大使だ公使だ一等書記官だと、こういうようなことでなくて、そしてまた人事管理としてそういう人たちを管理職に持っていっても本人も喜ばないし国としても損なわけです。だから、そういう人たちの能力というものを生かせるポストというか、専門性の高いポストをつくっていくというようなことが私は大変大事じゃないかなと思うんです。
 これは一つの事例でありますが、いかにその地域のことを知る必要があるかということは、もう既に大臣も副大臣もそういうことについて経験があると思いますが、この前のベトナム戦争で、当時のマクナマラ国防長官がその後にベトナムと対話をしたんですね、NHKのテレビでもやっておりました。
 そこで、私はあれと思ったのは、プレイクにゲリラ部隊が攻撃を加えた、これは相当大きな背景の大きな作戦のもとで攻撃を加えてきたんだなということで、そこからまたエスカレートしていくわけですね。ところが、戦争が終わってついこの間、マクナマラさんを中心とするのとベトナムの当時の軍の首脳と話したら、それは全然指揮系統の話ではなかったんだ、単なるゲリラ部隊がちょっとやっただけの話だと。ということは、そこに攻撃を加えるぐらいなら、西洋流の軍事的な組織からいったら、上層部が大きな決断をして、今後どうやって投入するかというその端緒だと、こういうふうに理解しておった、ところが後で聞いてみたら、何ということはない、全然指揮系列のないゲリラ部隊がちょこっとそこで攻撃を加えただけだったんだと。そういうふうに思い違いがあるんですね。
 それは、農村のゲリラで組織されておるベトナムの軍隊と全然違うわけですから、そういうことからおわかりのように、現実にそういう地域について非常に詳しい人がおればそういうことがわかるわけですね、これはちょっと例が適切かどうかわかりませんが。
 そういう意味で、私は、今度の改革においても専門職の方々のポストというもの、そういうものを大事にし、そういうような組織の改革もあわせてこの中で、行間では読み得るわけですが、主体的に取り上げていただいたらどうかと思うんですが、副大臣のお考えはいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 月原茂皓

speaker_id: 26114

日付: 2001-06-07

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会