飯尾潤の発言 (憲法調査会)

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○参考人(飯尾潤君) 参議院に自制をせよという大変おせっかいなことを申し上げたので、その意味を説明せよということでございますが、こういうことでございます。
 与野党間で非常に激しい対立があった法案について参議院側が実は政権の命運を握るような事態に立ち至ったとき、そういった事態をしたときに与党側がどのような態度をとるかと考えますと、実は参議院が自由に討論をして衆議院と違う、衆議院に基礎を置いた内閣と違う結論を出されると実は内閣がもう立ち行かなくなる。そうすると、実は参議院は解散できないわけでありますから、事態打開の方法がなくなる。そういうことをするときにはどういうことをするかというと、結局、参議院の独立性を失わせるような、例えば会派ではなくて院外の政党が党議拘束をかけて投票行動を確実にする、あるいは切り崩しを行う、そういう事態を行いますので、そうすると、参議院における自由な討論というのはなかなか行いにくくなる。
 そういう点からすると、自由な討論を行うためには、特に参議院の側が行うためには、やはりそういう命運がかかった法案について余り強い態度を示すということになってきますと、その矛盾は解決できなくなってしまうのではないかということでありまして、そのことをもって、もしも参議院が良識の府として自由な討論を大切にしたいということであれば自制が必要なんではないかということを申し上げた次第でございます。

発言情報

speech_id: 115114184X00320010307_028

発言者: 飯尾潤

speaker_id: 7282

日付: 2001-03-07

院: 参議院

会議名: 憲法調査会