阿南一成の発言 (憲法調査会)

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○阿南一成君 ありがとうございました。
 さらに曽根参考人に御質問をしてみたいと思います。
 各地の知事選挙の結果などから、最近は有権者の政党離れという現象が顕著であります。今、国民は、政党に限らず官僚制、金融システムなど、戦後のこの日本の成長を支えてきたあらゆる構造にノーを突きつけていると私は思うのであります。また、私は、マスメディアも無責任にも無党派層のこのような行動をあおっているかのような嫌いもあると考えております。
 しかし、官僚制度一つをとってみましても、ただ単に霞が関をたたくというだけでは優秀な頭脳集団を失い、その後に続くものの道をも閉ざすことになり、国家の損失を招くものと私は考えております。私は、霞が関のエリートたちは、国民の皆さんが見ている、あるいは考えているほどの巨象のような存在ではなく、政治の世界やマスメディアの世界に生きる人々に比べれば、ずっとひ弱でまじめな集団ではないかというふうに考えております。
 エニーウエー、ともかく本題に戻りますが、私は、冷戦構造終了に伴うイデオロギー対立の崩壊、価値観の多様化、多元化などにより、政党が支持を得られにくくなっている状況がいろいろとあらわれていると思うのであります。そこで、私は、国民の意見や要求を体系的な政策として統合する仕組みは議会制民主主義には必然のものであり、また不可欠のものであるとも考えております。そこで、私は政党の存在意義というものを評価し直す必要があると考えるわけであります。
 曽根参考人にお伺いしたいのでありますが、政党の存在意義についてどのようにお考えでありましょうか。また、政党が国民から信任を得ていくためにはどのようなことが必要であるか、そのお考えを御教授賜ろうというふうに思います。

発言情報

speech_id: 115114184X00820010523_008

発言者: 阿南一成

speaker_id: 27524

日付: 2001-05-23

院: 参議院

会議名: 憲法調査会