山本一太の発言 (国際問題に関する調査会)
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○山本一太君 自由民主党の山本一太です。
私は、浅井参考人のおっしゃったその常任理事国入りは望まれてなるものだという話はナンセンスだと思っています。常任理事国入りを外交目的とする発想は邪道という話なんですけれども、私は、常任理事国に入るということは、こだわり過ぎた議論はどうかと思いますけれども、当然外交目的になるべきだと思います。
まず第一に日本の国益にかなっておりますし、波多野大使もよくおっしゃっていたグローバルパワーであるといいますか、これだけの経済力を持った日本という国が安全保障理事会の政策決定プロセスに最初から参加をしていないということ自体が実は国連の機能を高めるために非常にマイナスになっているということですので、私は、日本は常任理事国入りをすることが国益にかなうばかりか、いわゆる国際的な社会に対する貢献になるというふうに信じております。
それを前提に短く御質問させていただきたいと思います。
よく安保理常任理事国入りの議論が出てきますと、先ほど波多野参考人がおっしゃったように、まずなりたいなりたいと言うのではなくて、どういう常任理事国を目指すのか、常任理事国として何をしたいかということが先だという話があるんですけれども、これは幾らでも日本ができることはいろいろとあると思います。例えば非核の分野でイニシアチブをとるとか、先ほどお話があったようにアジアの国の立場をもう少し安保理に反映していくとかあると思うんですが、波多野参考人にお聞きしたいのは、国連大使として御活躍をされた経験の中で、難しいかもしれませんが、例えば日本が常任理事国であったら過去こういう問題についてこういうイニシアチブがとれたのではないかというような具体的な例といいますか、お考えみたいなものがあれば一つでもお聞かせをいただければと思います。
それから、原田参考人にお聞きしたいのは、私もブラヒミ・リポートを読んで大変おもしろいなと思ったんですけれども、このPKOの中で、そのお話をするとちょっと長くなるんで二番目をお聞きしたいんですけれども、このPKO参加はドイツをモデルにというお話をされたんですけれども、その中で、ヨーロッパの多国間機構、すなわちNATOでドイツのPKO参加というものについて理解を得て周辺国の信頼を得たことが大きかったと書いてあるんですが、ここら辺をもうちょっと具体的に教えていただきたいと思うんです。
つまり、ARFの活性化と書いてあるんですが、日本がPKOについてこれからより踏み込んだ協力をしていくときにこのASEAN地域フォーラムをどうやって使っていくのか、もうちょっと具体的にお聞きしたいと思うんです。すなわち、ARFの中でどうやって日本のPKO参加についてのプレゼンテーションをして、それがどういうふうに信頼の確保につながるのかという、もうちょっと具体的な話をそこら辺でお聞きしたいと思います。
この二点についてお願いしたいと思います。