広中和歌子の発言 (国際問題に関する調査会)
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○広中和歌子君 もう既に多くの御質問、そしてお答えがあったわけで、少し重なるかもしれませんけれども、最初に波多野大使にお伺いして、もし御意見があればあとの質問に関してはお答えいただける方に答えていただければと思います。
波多野大使は、国連大使として安保理のメンバーでないためにさまざまな場面でフラストレーションを感じられ、そういう中で御発言があったわけなんですけれども、国連改革ということが言われながらなかなかそれが実現していないというそういう現状の中で、本当に可能であるというふうに思っていらっしゃるのか、そのことについてお伺いいたします。
それから、私の世代ですと、国連というのは非常に輝ける星のような気持ちで、国際社会の中で新しい平和を築いていく、そういう枠組みとして迎え入れたわけなんですけれども、先ほどの浅井参考人のお言葉にもありましたように、安保理を初めとして非常に硬直化している部分というのがあるのではないかと。
そういう中で現実の対応として、例えばG8のようなクラブ、組織であるとか、EUであるとかNATOであるとかASEAN、APEC、そういうふうにさまざまな地域フォーラム、こういうものができてきて、結局、国連の権威というものを少しずつ傷つける、損なっていく、そういう傾向があるのではないかと思うわけでございますけれども、国連とこうした地域フォーラムなど、それからG8というのがございますよね、そういうものとのかかわり、それは共存して当たり前と思われるのか、あるいは国連がだんだんフェードアウトしていくのか、それとも再び何か世界国家的なイメージで国連が世界の中で中心的な役割を果たすようになるのか、もしそういうことが可能としたらどういうきっかけでそういうことが起こり得るのかという、大変難しい問題なんですけれども、それをお伺いいたします。
それから、私は最近よくアジアに旅行いたしまして、アジアの中の日本という言葉は大変すばらしいと思うんですけれども、植民地時代、いわゆる二十世紀の初頭から日本はやはりアジアのためと称しながら余りアジアのためにやってこなかったということで、アジアの中の日本、好ましい言葉なんですけれども、そういう中できっちり日本が自分たちを位置づけるような可能性があるんだろうかと。
例えばG8の中に、これは先進国クラブですけれども、例えば中国とかインドとか、事実上非常に大きな国でございますけれども、こういう国を入れようとする、少なくとも日本側からのイニシアチブというのはとられたんでしょうかといったようなことが頭に浮かびましたので、御質問させていただきました。
以上です。