山内俊夫の発言 (国際問題に関する調査会)

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○山内俊夫君 私は、初めて本国会から調査会に参加をさせていただいて、ひょっとすれば一年前、二年前の議論の中に出た問題があるかもわかりません。その点は御容赦を願えたらと思うんです。
 私、今回は三人の参考人の御意見をちょうだいいたしまして大変よくわかってきたんですが、私は今回基本的に常任理事国入りは賛成という立場で質問させていただきます。なぜかといいますと、私は、外交の最高の場であると、日本としては、そういった意味で国連というものを意識いたしておりますので、そういった発言で質問をさせていただきたいと思います。
 ただ、やみくもに常任国入りが賛成だと言うわけではございません。先ほど三人の参考意見を聞いておりましたら、五十五年たってきて国連も非常に矛盾を呈してきているというようなことも随所に見られます。そういったところで、私は今度の常任国入り時に対して明確に日本国としてのメッセージを発してから入るべきだろうと思っております。
 そこで、まず原田参考人にお尋ねしたいのは、先生は二〇〇五年、国連六十周年記念ということを一つの基準にして常任国入りを目指そうということをおっしゃっておられますから、この場合、政府も一生懸命そのあたりを模索して今プログラムを組んでいると思いますが、具体的な戦略があればぜひお知らせしていただきたいと思います。
 もう一つは、具体的な戦略にも、先生おっしゃっております侵略戦争を行わない日本国憲法というのは、大変アジアの人たちに対して安心感を与えておるのも事実であります。そういった日本が行うべきものは、今後NGOというようなスタンスをもっともっとアピールしていく、また国連の常任理事国、非常任理事国のいろんな会議の中でこのNGO問題をもっとアピールしていくというようなことも私は必要だろうと思うんですが、そのあたりもお聞かせいただけたらと思います。
 そして、浅井参考人にちょっとお尋ねしたいのは、先生はこのレポートの中で、第三十九条、安全保障理事会の任務というところで、四十一条、四十二条条項で果たしてこの事態に対応できるのかどうかというようなことも提案されております。こういったところをもう少し掘り下げてお聞かせいただけたらと思うんです。
 そして、望まれてなるものではないと言っておられるのが私は非常に気になるんですね。これだけ世界がグローバル化、経済も社会も地球全体で物事が動いております。そういったときに、私は当然積極的に行動すべきだろうと。余りにも受け身じゃ日本としての顔が見えないじゃないかと。今まででさえ見えなかったんですから、ますます埋没してしまうというような心配をいたしておりますので、その点。
 そして、波多野理事長には、安保理改革ということを随分おっしゃっておられますが、私は安保理改革に対して、やはりこの常任理事国の中で大国ということに対して途上国は非常に危惧をいたしております。特にアジア諸国も、ベトナムもそうです、ファン・バン・カイも言っておりますけれども、ベトナムは米中ロに対して非常に警戒心を持っております。台湾は当然中ロに危惧を抱いておる。インドネシアあたりはやはり同じく中、米、このあたりに非常に危惧を抱く。その中に日本は入っていないんですね。やはり日本はアジアの一員だということは随分根底では理解していただいておるように私は思っております。
 ですから、そういったもので、やはり日本が大国に対してある程度メッセージを発揮するには当然常任理事国に入っていくべきだという立場からお話ししておるんですが、そのあたり波多野理事長さんにもお聞かせいただきたい。
 そして、もう一点。これは各人にお願いしたいんですが、当調査会は国連改革、とりわけ安保理改革について集中的にこういった議論をしております。これはもう三年前から始めておりますが、この議論に対して波多野理事長はどのような期待を持っておられるか。また、こうした議論が我が国の国連外交全般に果たす役割についてもコメントいただけたらと思います。
 大変いろんなことを言いましたが、最後に、三人にぜひ今回私がお聞かせいただけたらと思っておりますのは、実は旧敵国条項の問題です。これはお三方に、それぞれ簡単で結構でございますが、感想を述べていただきたいんです。
 九五年の第五十回総会でこの旧敵国条項というのは削除ということが採択されておりますが、この憲章改正の着手がいまだになされていないという現実があるわけなんですね。特に、この敵国条項というものは、当然その当時国連に加盟していなかった七カ国に対する敵国条項ということなんですが、今ほど国連加盟国の結集が、また国連が期待をされている部分もあろうかと思うんですが、特にこの敵国条項の削除について、それぞれ三名に明確な参考意見をいただけたらと。
 以上です。

発言情報

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発言者: 山内俊夫

speaker_id: 30703

日付: 2001-02-14

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会