田英夫の発言 (国際問題に関する調査会)

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○田英夫君 安全保障理事会の理事国になるという問題にも絡んでくるんですけれども、日本が今の態度をとっていると大変難しいというふうに思っています。
 つまり、今起こっている問題でいえば、歴史教科書の問題というようなことで、これも国連に関連するんですが、ジュネーブで今開かれている国連人権委員会に南北朝鮮がそれぞれ、歴史教科書の問題、従軍慰安婦の問題というようなことで日本を非難する発言をしております。
 こういう状況が続いている中で、まさに北東アジア諸国の賛同を得てそういう安全保障機構をつくろうと。安全保障機構というのは根底に信頼関係がなければできませんから、しかも、軍事的な問題だけではなくて、だけというよりも私の頭にあるのは、例えば中国、あの大きな土地を持って、もし中国が自分たちの国民を自分たちのつくる農産物で賄えなくなって輸入をするというようなことになれば、これはもう世界の食糧事情がめちゃくちゃになるという、そういう問題にも絡んでくる。少なくとも北東アジア地域では中国は農産物の供給の国でなければならない。しかし、その問題が、今度は最近問題になっているような、ネギだとか日本の農産物とのかかわりで逆の現象が起こっているという。
 これは、やはりエネルギー問題なんかもそうだと思いますし、今、中国は水で非常に困っているようですけれども、ASEAN諸国も含めて、お互いにあるもの、困っているもの、そういうものを協力して解決していくという、そういう構造をつくることですから、何も軍事力による安全保障の問題を第一に考えるわけじゃありませんから、本当にその根底にある信頼関係、それで過去のことをまだ言われるような状況でこの問題はできないと、こう思います。

発言情報

speech_id: 115114308X00620010418_027

発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2001-04-18

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会