笠原義人の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(笠原義人君) わかりました。
森林交付税そのものについては既に参考人が出しておりますので、私はそれは支持したいということを前提にした上で、少し別な側面からそういうものが必要だということを述べていきたいと思います。
現在、日本の森林を守り育てるというか、そういう林業労働者あるいは林業技術者が必要なわけです。ところが、林業労働力そのものは現在もう少しで各地からゼロに近い状況になっていくということになっておりますので、そういう点で、それぞれの市町村なり現場に林業労働者、林業技術者が必要なわけですが、それを当然その各市町村では負担し切れないということになっております。そういう点で、何らかの形でそういう財源を市町村レベルに確保できなきゃいけないというふうに思っています。
たまたま私は群馬県の中里村に住んでいたんですけれども、隣の上野村に黒澤丈夫という村長がおりまして、村長と話し合ったときも、やっぱりそういうものがあれば、上野村なら上野村、中里村なら中里村にそういう人たちが雇用できるんだと、そんなようなことを言っておりましたし、ぜひそれが必要だろうというふうに思っています。
もう一つ、外国の例ですけれども、ドイツの場合、営林署が中心ですけれども、国家公務員の現業労働者を確保して私有林の作業までやって山を守っているという例がある。ところが、日本の場合は国有林自体がそういうことができなくなりつつありますので、せめて市町村なり地方レベルでそういう財源を確保しながら、やっぱり二十一世紀を見通した森林管理、木材生産をやるような体制が必要だと、そのためにはそういう新しい仕組みが必要だというふうに思っています。
以上です。