小泉純一郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 佐藤議員にお答えいたします。
答弁に先立ちまして、過日、大阪府池田市の小学校において発生いたしました事件によって亡くなられたお子様たちに、心から御冥福を祈りたいと思います。また、御家族の方々の思いを思いますと、何とも申し上げようもございません。心よりお悔やみを申し上げたいと思います。また、被害に遭われた方々に対してお見舞い申し上げるとともに、一日も早い御回復を願っております。
今後、このような事件をいかに防げるか、また子供たちが安心して学ぶ場である学校でこのような事件が起きたことはまことに痛ましい限りでございますので、今後、あるべき対応についても真剣に検討していきたいと思います。
御質問でございますが、今回の三法案を取り下げて新たな法案を作成すべきではないかというお尋ねでございます。
森前総理が教育改革を重視され真剣に取り組んでいた成果がこの三法案でございます。私は、いいものは引き継いでいきたいと思っております。そういう意味におきまして、この三法案の趣旨といいますか目的というのは、豊かな人間性の育成や多様な個性、才能を伸ばす教育を進めるということでございますので、この法案の成立に私も全力で取り組んでいきたいと思っています。
今回の改正で学校が変わる、教育が変わると思っているかというお尋ねでございますが、平成十三年度予算においては、少人数指導を可能とする教職員定数の改善や体験活動を促進するための子どもゆめ基金の創設など教育改革関連予算を盛り込み、その着実な実行に取り組んでおります。さらに、専門的な検討を要する事項については、中央教育審議会において検討を行い、その成果を踏まえ実行したいと考えております。
このような施策を通じて、現状打破といいますか、学校をよくして教育を変えていきたい、そういうふうに思っております。
教育改革に対する決意についてでありますが、私も米百俵精神ということを申し述べましたが、この根底はやはり教育の重要性を説いたものだと思っております。あのような貧しく飢えているときにおいても、その場をしのぐ、飢えをしのぐことよりも、将来を見詰めた人材の育成が大事だからこそあの米百俵を売って学校を建てたという、今の百俵よりあすの千俵、万俵を目指して人づくりの重要性を説いたものだと思っております。
そういう意味において、企業は人なりという言葉がございますが、人づくり、国づくりの前提は人づくりだと思います。あらゆる面において人づくりが大事だということを認識しながら、今後とも、学ぶ意欲のある方に対してはできるだけその場を提供し、生きがいと働きがいを持って取り組むことができるような社会をつくることが私は大事ではないかと思います。
そういう意味においても、教育の重要性を真剣に考え、教育改革に今後とも全力で取り組んでいきたいと思います。
残余の質問は、関係大臣から答弁いたさせます。(拍手)
〔国務大臣遠山敦子君登壇、拍手〕